【動画あり】大阪にある7つの歴史ある坂道「天王寺七坂」を巡り歩き
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大阪市天王寺区にある天王寺七坂は大阪の谷町九丁目から天王寺までにある7か所の坂道で、それぞれ名称が異なっています。

基本普通の住宅街ですが、現在もこの周辺には寺院が多く、江戸時代に造られた建造物も多いです。

歴史に深く関わる坂で、小説 有栖川有栖氏の作品『幻坂』の舞台となった坂としても有名なパワースポットです。

活気のある大阪の街並みからはあまりイメージがつかない哀愁漂う天王寺の7つの坂を巡ってきました。

天王寺七坂へのアクセス方法

Osaka Metro 谷町九丁目駅から徒歩 約4分

3番出口を出て右の通路を道なりに行くと真言坂に着きます。

今回は運動不足な方にもお勧めできる上り下りの坂巡りをしてきたので、その時の様子をご紹介します。

天王寺七坂のスタンプラリー

天王寺七坂には訪れた証明としてスタンプラリーがありスタンプを全部集めると『完歩証』という証明証がもらえます。

ということで生國魂神社の授与所で購入しました。(100円)(上の写真で言うお賽銭をする左側)

なぜ七坂が作られたか?

昔は上町台地の上と下を繋ぐ道がなく通行しやすくするために七坂は作られたと言われております。

中にはお寺の敷地を削って坂を作ったところも。

ここからは、それぞれの坂についてご紹介します。

真言坂(しんごんざか)

真言坂は天王寺区 生玉町市(いくたまちょう)にあります。

普通の道に石碑が置いてあるだけ、という感じです。

石碑の裏側の看板には真言坂という名前がついた理由が書かれていました。

簡単に言えば この坂がある近辺の6箇所ある寺が全て真言宗だったから真言坂と呼ばれた と書いてますね。

十坊のうち残りの4箇所はどこの宗派なんだろう?と思い調べたところ残り4つも全部真言宗でした。

この辺はアスファルトの道が殆どでしたが真言坂だけは写真の通り専用の道が敷かれていました。

上から撮影してみました。

坂の上には『生國魂神社』(いくくにたま じんじゃ)があり中には住吉神社など沢山の神社が並んでいました。

スタンプはお賽銭する場所の右手にありました。

源聖寺坂(げんしょうじざか)

生國魂神社を抜けたところを右に一曲線に進んでいくと源聖寺坂の案内板のみ ありました。

石碑は坂の下に設置されてるみたいですね。

源聖寺坂は天王寺区の松屋町沿いにあります。

源聖寺坂は登り口に源聖寺があるから源聖寺坂と付きました。

400年以上もの歴史があり、阿弥陀様をお護りしているお寺です。

坂が真言坂と明らかに角度や長さが違いました。

源聖寺坂の方がイメージしてた七坂という感じがしますね。

下るとやはり石碑もありました。

源聖寺は坂を下りた先の道を右に行くと着きます。(真横)

※次の口縄坂は源聖寺坂を下りて左なので間違えないように!

源聖寺のスタンプラリーは源聖寺の中に入って左手側にありました。

口縄坂(くちなわざか)

源聖寺坂から10分程歩いたところに口縄坂の石碑と看板がありました。

ここだけすごく区間が長いんですね。

地図で見ると他の坂同士の距離より2-3倍離れていました。

坂の下から眺めると道の起伏が蛇に似ているから口縄坂と名付けられた…

なるほど、では実際に見ていきましょう。※口縄は蛇の古称です。

一直線で蛇感はわからないですね(笑)

進んでいくと左手に善龍寺がありましたが門が開いておらず中に入れませんでした。

一曲線の坂を上った後は坂というより普通に階段でした。

調べる前は修行か!というぐらいの坂道が7つあるものだと思っていたもので正直助かりました。

口縄坂を登った先の珊瑚寺の門が閉まっていましたがスタンプが門の先にあったので押させてもらいました。

紙が風で飛んでいきそうになり咄嗟の行動でスタンプで押さえつけてしまい、しっかり真ん中を外してズレました(笑)

愛染坂(あいぜんざか)

少しくねくねした道を進んで行くと愛染堂 勝鬘院(あいぜんどう しょうまんいん)が坂の前に
お出迎えしてくれました。

ここも言わずもがな愛染堂があるから愛染坂と名付けられました。愛染堂 勝鬘院、ここはみんな大好き縁結びと恋愛成就のパワースポットです!

1つだけ紹介してから坂へ行きたいと思います。

写真の『愛染めの霊水』を飲めば愛嬌を授かり、開運・夫婦和合・良縁成就・安産・出世・商売繁盛とほぼ無敵ですね。

愛染坂のスタンプは愛染堂 勝鬘院に入って本殿の裏側に置いてありました。

さて本題の愛染坂に行ってみましょう。

ここが愛染坂です。七坂は形は全て違うのか今のところ同じような坂はないですね。ここ愛染坂は坂が他の七坂より急でカーブしていました。

高低差があるから絶景というわけでもなく普通の住宅街の真ん中にありました。

下には石碑がありましたがこちらもゴミ出しの日でいい感じに撮ることが出来ず。。。

今思えば撮るときに避ければ良かったと思います。

坂を降りた先を左にいくと清水坂へ行けます。

清水坂(きよみずさか)

清水坂は新清水光院へ登る坂なので、その名が付けられました。

例通り案内板と看板がありました。

ここだけ一輪の花が咲いていたので良い感じに撮れました。

清水坂は他の坂と比べて道が広いからか坂と階段で分けられており少し親切設計でした。

上りきった右手に清水の舞台につながる通路があり眺めを拝見。

めちゃめちゃ住宅地の景色ですね。

となりに『鐘付き堂』もありました。

階段を降りると『玉出の滝』の前の窓際に清水坂のスタンプがありました。

『天王寺の七名水』の1つで大阪唯一の滝で知られる『玉出の滝』を拝見。

中へ進むと人工ではありますが3本の滝があり、日々修行されているそう。

ここだけ滝のおかげか空気感が違うように感じられました。

案内板にも書いてあった通りこの辺りは名泉だったということで天神坂の手前にあった増井の清水も紹介します。

画像に写っているものが『増井の清水』の石碑です。思いっきり名前が彫っていますね。

門が開いておらず中の井戸に行けませんでした。

「きよみず」なのか「しみず」なのかややこしい名前ですが井戸は「しみず」です。

増井の清水も『天王寺の七名水』の1つで江戸時代には水溜場が上下2段に分かれ上は侍方、下は町人方に分けられていたそうです。

今はここの1つだけになりました。

天王寺七名水の名前「増井、逢坂、玉出、安居、土佐、金竜、亀井」

天神坂(てんじんざか)

こちらは安居天神へ行く坂道なので天神坂と付けられました。

いつ造られたか分かりませんが坂の前にも階段があり安居神社へ入れました。

安居神社の境内には真田幸村の『戦死跡之碑』がありました。

真田幸村は大坂夏の陣にて傷付いた体を癒すべく安居天神にある木にもたれかかっていたところを西尾宗次に見つかり「わしの首を手柄にせよ」の言葉を最後に生涯を終えたそう。

「この銅像に手を触れてください その徳を授ってくれると嬉しいです。」

と書いてあるのでとりあえず触っておきました。

天神坂のスタンプは安居神社の授与書にありました。

天神坂に戻ります。

ここまでくると疲れてくるので水筒持参をオススメします。

最初は平坦ですが奥の方を見ると中腹辺りから急な坂になっているので足が上がらなくなってきました(笑)

坂を上り切った先を右に直進すると最後の逢坂のある道に出ます。

逢坂(おうさか) 

逢坂だけ急に道路沿いに案内板と石碑がありました。

案内板を見るに逢坂だけ名前がついた由来が諸説あるみたいですね。

ですが最初の『逢坂の関』は京都と滋賀の関所ですしどういう関係があるんでしょうか??

もう1つの聖徳太子との合法四会(がっぽうがつじ)の「合」を取って転じて逢坂も中々無理矢理な気がする…(笑)

まぁ、最後の逢坂をみてみましょう。

めちゃくちゃ道路の脇道ですね。

昔の逢坂は記事の初めにも書いた通り上と下を繋ぐために造られたものですので急な坂道だったのですが明治辺りから
どんどん整備されて今の逢坂があるそうです。

逢坂だけ普通の道過ぎてどこが頂上か分かりませんでした。(目印の案内板が分からない)

しかし周りにはお寺が複数見え、ここもれっきとした七坂で間違いはなさそうです。

最後のスタンプのある一心寺に向かいます。

一心寺は案内板のある道の向かい側にあります。

一心寺

入り口からとんでもない石像がお出迎えしてくれました。

とにかく人が多いのですが私が訪れたのは、なにもない平日のド昼間。

「これでもいつもの3分の1ぐらいしかいないですよ」とスタッフの方が笑って答えてくれました。(祭並みに人がいます。)

最後のスタンプラリーは一心寺の入り口の巨大石像を抜けるとすぐ右手に建物がありその中で押せます。

受付のスタッフの方に全部揃ったスタンプラリーを見せると『完歩証』をくれました!

達成感がとてもあり、ただただ嬉しい。

スタンプラリーはこんな感じで埋まりました。

これで天王寺七坂コンプリートです!

感想

時が過ぎ作り直された部分はありますが神社や歴史を感じるには十分なスポットだと感じました。

機会がなければ行かない場所だとは思います。

この記事をみて江戸の歴史を少しでも体感できたら嬉しいです。

運動不足の方や散歩の装備で来ると筆者のように筋肉痛間違いないので運動シューズや水筒を持参することを強くオススメします。

天王寺七坂を舞台にした有栖川有栖(ありすがわ ありす)さん の作品「幻坂」という作品はミステリーのようなホラーのような恋物語という感じの不思議な作品になっているので訪れる前に読んでおくとまた違った世界観に浸りながら巡ることができるのでおすすめです。

※掲載情報は2021年11月7日公開時のものです。
現在の内容、プランや料金などが異なる場合がありますので、お出かけの際は必ず事前に公式サイト等で情報を再度ご確認ください。
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