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【動画あり】片道約10分の船に乗って福岡県の能古島へ実際に行ってみた
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福岡県の能古島(のこのしま)は人口670人、小呂島(おのろしま)は人口165人(令和3年6月末福岡市の住民基本台帳より)の小さな島です。島の中には夜間を除いて1時間ごとにバスが運行しており、自動車通行可能な道路は整備されているのですが、信号機は一切ありません。

能古島は「ニューサマーオレンジ」や「能古甘夏」などの柑橘系が名産品で地元の方からは釣りスポットとしても親しまれています。

小呂島は島の主産業が漁業ということもあって海産物の宝庫でも知られています。

今回は姪浜港から船に乗って能古島に上陸した後、港付近を少しだけ散策してその後に徒歩で能古島の展望台まで歩いてみたのでその時の様子などを中心にご紹介していきます。

能古島へのアクセス方法

電車で向かう方

姪浜駅から姪浜旅客待合所まで徒歩 約25分

バスで向かう方

西鉄バス 能古渡船場(バス停)より 降車すぐ

姪浜駅から西鉄バス「98」番の「能古渡船場行き」バスに乗ることもできます。

乗車時間は約17分程で、運賃は170円です。

車で向かう方

姪浜旅客待合所の隣に347台が駐車可能の立体駐車場があります。

駐車場料金1日1回510円

自動車は船に乗り入れすることもできます。(車両積載台数は10台※車両上限高3.8メートルまで)

乗船料金

  • 大人(中学生以上)片道230円 往復460円
  • 小児(小学生)片道230円 往復460円
  • 1歳以上または幼稚園児のお子様限定で、大人1人につき子供1人は無料となります。

現金もしくは交通系ICカードを使って支払うこともできます。(※交通用福祉ICカードは使えません。)

券売機の下にある机に、購入方法についての手順などが書かれているので迷った方は操作表を見ながら購入してみてください。

姪浜旅客待合所からは「能古島」と「小呂島」の2つの島に向かうことができますが、今回は能古島行きの往復チケットを購入しました。

乗り入れ料金

  • 自転車
  • 片道120円 往復240円 回数券1,200円
  • バイク
  • 125cc以下 片道240円 往復480円 回数券2,400円
  • 750cc未満 片道370円 往復740円 回数券3,700円
  • 750cc以上 片道490円 往復980円 回数券4,900円

自転車やバイクの方は、自転車券とバイク券+乗船券を購入してください。

  • 3m未満       往復2680円
  • 3m以上4m未満   往復3080円
  • 4m以上5m以下   往復4940円
  • 5mを超えるトラック等  往復4940円+1m毎1480円加算
  • 車の方は乗り入れ料金だけで乗船することができます。

※乗り入れできる台数は5台までとなっています。乗り入れの際は島民の方を優先して行うので、車で向かう方は時間に余裕を持っていくことをお勧めします。

チケットを購入したら「フラワーのこ」に乗船し、能古島へ向かいます。

姪浜旅客待合所

待合所の中に入ると意外と広く、シンプルな構造になっていました。

壁側に券売機があ理、窓口も隣にありました。

自販機もあるので、水分補給などもできます。

待合所の中には限られたスペースではありますが、冷暖房の効いている待合室があるので出港時間まで休憩スペースで待機するのもいいかと思います。

待合所の外には姪の浜歴史観光案内図という大きな看板が設置されていました。

出港するまでの間、一度姪浜の歴史をざっくり見てみるのもいいかと思います。

神社の紹介が割と多かったので、お寺巡りができそうです。

フェリーの時刻表

姪浜発〜能古島行き

5:15(日・祝運休)15:15
6:1516:15
6:4517:15
7:1517:45
7:4518:15
8:1518:45
9:1519:45
10:1520:30
11:1521:00
12:1522:00
13:1523:00(日・祝運休)
14:15

能古島発〜姪浜行き

5:00(日・祝運休)15:00
6:0016:00
6:3017:00
7:0017:30
7:3018:00
8:0018:30
9:0019:30
10:0020:15
11:0020:45
12:0021:45
13:0022:45(日・祝運休)
14:00

出発予定時刻が掲示された電光掲示板の下に船に向かうための通路があるので、出港予定時刻がきたら通路にいる担当の方に券を提示して乗り込みます。

フラワーのこ 船内の様子

能古島へ行く船は「レインボーのこ」と「フラワーのこ」の2種類の船が運行されています。

今回乗船した「フラワーのこ」は福岡市が観光航路を運航している市営渡船で、全長31.2m、幅10m、旅客定員は260名まで、車両積載台数は10台(※車両上限高3.8メートルまで)となっています。

車椅子の方でも乗船できる専用のスペースも3つほどあります。

姪浜旅客待合所から能古島までの乗船時間は約10分程でした。

船内は真ん中が駐車場になっており、1階と2階の左右それぞれに木製のベンチがありました。

ベンチの背に当たる壁の部分には能古島に関連する情報が記載されていました。

船が出港して約5分程経った頃には福岡の人気観光スポットの福岡タワーがとても小さくですが見えました。

福岡タワーへ実際に行ってみた様子は観光記事にてご紹介しているのでもしよろしければご覧ください!

能古島の港付近になると、船長さん向けにでしょうか。

コンクリートブロックの壁面に「スピード落とせ」という文字が書かれていました。

下船する際は、車の方が先で徒歩の方は車が全て降りた後といった流れでした。

能古島旅客待合所

能古島に上陸すると、目の前にあるのが能古島旅客待合所です。

帰りの船は能古島旅客待合所から出港して姪浜旅客待合所に戻ります。

建物内にはお土産ショップがあり、能古島名物の「のこサイダー」などが購入できます。

アイスキャンデーは9種類の味が販売されていました。

撮影時は5月だったのですが、意外と暑くて持参していたお茶を一気飲みしてしまいお腹いっぱいでアイスに手が出ませんでした。。。(無念)

夏の暑い季節に食べたら格別なんだと思います。

能古島旅客待合所の設備はトイレ、冷暖房の効いた待合室、窓口、自販機、荷物を預ける事ができるコインロッカーなどがありました。

コインロッカーの料金

  • 大:500円
  • 小:300円

船を降りてから、能古島旅客待合所の付近の岸から福岡市内が見えました。

旅客待合所付近の通路を少しだけ歩いてみました。

沿岸沿いには沢山船が停泊していました。

能古の市と案内所

能古島旅客待合所のお隣には「能古の市」という市場や能古島の案内所がありました。

市場では能古島の名産品にもなっている「ニューサマーオレンジ」などの柑橘系も販売されています。

案内所の方に直接聞いてみたところ、時期によってニューサマーオレンジなどは販売されていないので販売シーズンの3月〜4月辺りに訪れると購入する事ができるとのことです。

案内所付近には能古島の名物「のこバーガー」を食べる事ができるお店などもありました。

能古島唯一の交通機関「西鉄バス」

能古島旅客待合所の建物の近くにある道路に能古島で唯一のバスが停車する「渡船場前(バス停)」があります。

アイランドパーク行きと表示されているので、のこのしまアイランドパークは島の奥の方にあるのでバスに乗って行くことをお勧めします。

私は今回アイランドパークには行かず徒歩で能古島を散策してみたかったので周辺を散策しつつ、展望台まで歩いて行ってみました。

散策開始

とりあえず今回歩いてみた散策マップです。

スタート地点である能古島旅客待合所から目的地である能古島展望台までは徒歩で約46分。

通常の平坦な道でも46分はなかなか体力を消耗しますが、今から通る道は8割が山道なので無事に時間通りに着くのか心配になりながらも歩き始めました。

ほぼ登山のような散策ルートですが、スタートは市場のすぐ裏にある能古博物館に行く事ができる通路を登って行きました。

スタートしてから約6分程経った頃、ゾロゾロとランドセルを背負った子供たちが上から降りてきていました。

ちょうど下校時間と重なったみたいで、列を作っていました。

その後、約4分ほど歩くと学校がありました。

能古島小中学校という校舎で、小学校と中学校が1つになった学校です。

校門には横断幕がいくつか掲げられていたのですが、福岡県の新人バトミントン大会の男子団体戦で優勝しており、しかも9連覇している強豪校というバトミントン猛者が集まる学校っぽいです。

たった数分歩くだけなのですが、絶妙に辛い坂道がひたすら続くのでまぁ〜足腰が悲鳴あげます。

普通はバスを使って通る道なので無理もないです。(笑)

能古島鹿垣

スタートしてから約16分が経った頃、能古島の鹿垣についての看板を見つけました。

江戸時代の後半(1836年)、能古島は福岡藩(黒田藩)による鹿の狩猟場だったのですが、鹿によって畑が荒らされることから被害を抑えるべく東の北浦から西の白鳥までの約2kmにわたって島を南北に分断する石垣を築きました。

説明板は苔にまみれて汚かったので読みづらかったです(笑)

福岡藩(黒田藩)とは?

江戸時代から明治時代の初期の大名(地位の高い武士)に与えられた領地の事を「藩」と呼び、簡単に言えば組織みたいなものです。福岡藩の藩主が黒田氏であったことから黒田藩という俗称もあります。

スタートしてから約26分が経った頃、通路の右側に大きな岩を見つけました。

題野古島僧房壁

29〜31代目の福岡市長だった桑原敬一さんによって寄贈された「題野古僧房壁」と彫られた大きな岩がありました。

岩に掘られている題野古僧房壁という文字は、絶海中津(ぜっかいちゅうしん)という禅僧の蕉堅藁(しょうけんこう)という漢詩集に収録されている文字です。

能古島にやってきた時の喜びと、帰路につく寂しさを詠んだものです。

本当は、「題野古僧房壁」というのですが、岩に掘られているのは「題野古僧房壁」とという文字が省かれていました。

制作の段階で文字が入らなかったのかもしれません。

曻地先生 コスモスの歌碑

スタートしてから約30分が経った頃、通路の左側に歌碑を見つけました。

「小さきは 小さきままに
折れたるは 

折れたるままに
コスモスの花咲く」

日本で初めての養護学校として精神薄弱児施設「しいのみ学園」を創設した曻地三郎(しょうちさぶろう)氏によって詠まれた歌碑です。

どんなに小さく歪でも、ねじ曲がって歪んでいても、コスモスは黙って花を咲かせる

「大きく花開く花に見とれず、小さな歪な花を見下さず、ねじ曲がっても折れ曲がっても、お前も花開いてみろ」という意味が込められています。

2013年の11月27日に107歳で亡くなられましたが、歴史に残る素晴らしい生涯でした。

当時はまだ学校教育法に基づく特別支援学校の制度が整備されていなかった時代だったので、日本初の障害児のための教育施設として注目を集めました。

注目のレベルが凄くて、昭和30年頃には映画「しいのみ学園」日本全国で上映されたほどです。

能古島では、他にも数カ所に歌碑が建っているので目を通してみるのもいいかと思います。

先ほど通過した歌碑の場所から約5分ほど進んだ所に展望台までの距離が書かれた看板を見つけました。

私が見つけたのは「至 展望台650m」と書かれた看板だったので、650メートル先に展望台があるということがわかったのでもう一踏ん張りというところまで来ました。

ただちょっと厄介なことがあって、650mの看板の反対側に「至 展望台850m」と書かれた看板がありました。

どっちが正解なのか全くわからないのですが、650mと書かれた看板の方が新しく設置された感があるのですが、200mの誤差?。

もうかれこれ40分弱歩いているので膝と一緒に笑いました。

能古島展望台

先程の看板から約9分ほど歩きようやく目的の展望台に到着しました。

展望台の階段が1段1段地獄でしたが、登ってみることにしました。

展望台から下を向いた場所です。

自動車が止まってあったので、車で来る方は展望台付近に駐車して景色を楽しむことができます。

せっかく展望台に登ってみたので辺りを見渡してみることにしました。

絶景でした。

パノラマ写真を撮ってみたのですが、360度見渡すことができました。

訪れた日が快晴だったので、机島・玄界島・志賀島・相ノ島などの島々、人気の水族館マリンワールドがある海の中道なども見ることができました。

マリンワールド海の中道については観光記事にてご紹介しているので、もしよろしければご覧ください。

展望台で休憩した後、歩いてきた通路を辿って戻りました。

徒歩だから見れた景色

土石流に流されて木々が倒れて開けた場所がありました。

木が倒れて、根の部分が上に向いていて枯れていました。

手前はすごく荒れていましたが、奥の方には福岡市内が見えました。

歩いている通路の側には様々な場所で能古島名物の「ニューサマーオレンジ」を栽培している畑をたくさん見ることができました。

近くを歩いていると、もしかすると花の匂いも混じっているのかもしれませんが、ほんのりではありますが柑橘系の香りがしてきました。

登っている時には気づくことのなかった坂の上から見た景色はどこか懐かしさを感じさせてくれる景色でした。

行きと帰りでは、また違った景色を楽しむことができるのも徒歩ならではの魅力です。

展望台から降りてから港の近くに到着したので能古博物館に行ってみることにしました。

能古博物館

入り口には複数の国旗が掲げられていました。

能古博物館は本館と別館と建物が2つあり、本館の第一展示室では志賀島で発見された「金印」の鑑定を行った福岡市姪浜に生まれた亀井南冥(かめいなんめい)と亀井昭陽肖像(かめいしょうよう)についての歴史を知ることができます。

第二展示室では、江戸時代、福岡藩の食糧や資源などを廻送する千石船についての歴史を見ることができます。

5月は全日開館と書かれていました。

営業時間は10:00〜17:00(最終入館16:30)で入場料は大人400円、高校生以下は無料で入ることができます。

さいごに

今回は能古島を徒歩だけで巡ってみました。

なかなか体力の消耗する散策ルートでしたが普段見ることのない景色をたくさん見ることができました。

3〜5月の暖かい季節にはニューサマーオレンジをいただくことができたり、能古島では釣りスポットとしても有名なので釣竿を持ってふらっと能古島に来て釣りをするのもお勧めです!

今回ご紹介できなかったところもまだまだあるので福岡県に訪れた際は是非、能古島に足を運んでみてはいかがでしょうか。

これから能古島に行くという方はお体にお気をつけていってらっしゃいませ。

※掲載情報は2022年3月24日公開時のものです。
現在の内容、プランや料金などが異なる場合がありますので、お出かけの際は必ず事前に公式サイト等で情報を再度ご確認ください。
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