
7月後半から本番を迎える昆虫採集シーズン。
夏は昆虫採集にもってこいの時期でもあり、カブトムシやクワガタムシなども活発に活動を始めるシーズンです。
夏休みの自由研究に昆虫採集をしてみたい!という学生の方や、久々に昆虫採集したいなぁ〜と思っている方などは100円均一で飼育ケースや網などを購入するかと思います。
さまざまな100円均一がある中で今回注目したのが100円ショップ「(Watts)ワッツ」です。
ワッツは、ワッツ・ミーツ・シルク(Watts・meets.・silk)という同じ系列の100円ショップ中の1つです。
カブトムシやクワガタムシの飼育に最適なアイテムを探していたところ、昆虫飼育コーナーというブースがありました。
実際に飼育で使えそうなアイテムがたくさんあったので、今回はおすすめの飼育グッズ13選をご紹介します。
昆虫採集グッズ
虫篭TV型スタンダード 青

- 商品名:虫篭TV型スタンダード 青
- バーコード(JAN):4970093000583
- サイズ:約13.5cm×17.5cm×8cm
- 材質:PP
- 価格:100円+税
スライドして開閉する透明の蓋がある昔からあるポピュラーな虫かごです。
肩から吊り下げる白い紐がついています。

本体はパカっと開くことができるのですが、紐がとても邪魔でした。
それでも、手軽に持ち運べるので昆虫採集の時は1つだけ持っておきましょう。
伸縮マルチネット ツートンカラー

- 商品名:伸縮マルチネット ツートンカラー
- バーコード(JAN):4978929908461
- サイズ:最大【約87cm】,収納時【約38cm】
- 材質:ポリエステル,スチール,ステンレススチール,熱可塑性ゴム
- 価格:100円+税
ツートンカラーの伸縮タイプの虫網で、自分の身長に合わせて調整できる虫取り網です。
通常長いので、荷物になりがちなのですが伸縮できるので旅行などでもバックの中に入る大きさなので持ち運びには最適です。

実際に伸ばすと割と長い。
ただ、目先の生き物に向かって勢いよく振り被すと折れそうな感じもしました。
2段階の元々長い虫網だとなかなか折れないのですが、旅行に持って行きやすいサイズを考えたら調節ができる虫網の方がいいかもしれません。
デメリットは耐久性に難があるかなぁ〜という印象です。
最大まで伸ばして水辺で魚を捕まえようとすると水圧に負けて折れてしまうかもしれないので、短くすれば折れる心配はなさそうです。
カブトムシ&クワガタムシの採集方法

カブトムシやクワガタムシはクヌギの木などから出ている樹液という蜜を求めて飛んでくるので、その習性を活かした捕獲トラップを作るとカブトムシやクワガタムシが採集できます。
トラップを使用しなくても、クヌギの木などを蹴ると上から降ってくるのでどちらの方法でも採集できます。
今回は焼酎トラップを作ってみたのでご紹介します。
焼酎トラップの作り方

- タッパー(1800ml)×2
- バナナ8本
- 焼酎(米・麦・芋 何でもOK)
- ストッキング×4
パイナップルでも可能ですが、バナナの方がトラップとして長持ちするし値段も安いのでバナナだけでOKです。
パイナップルの代わりにバナナを購入する方はバナナを16本(4フサ)を用意してください。

今回使用したタッパーの容量は1800mlです。
バナナとパイナップルをそれぞれ用意したタッパーに敷き詰めます。
使用した焼酎

サッポロ 甲乙混和芋焼酎 こくいも 20度 紙パック [ 焼酎 1800ml ]
- 商品名:サッポロ 甲乙混和芋焼酎 こくいも 20度 紙パック [ 焼酎 1800ml ]
- バーコード(JAN):4901880896751
- サイズ:29.6 x 9.7 x 9.3 cm
- 材質:ポリプロピレン
- 価格:100円+税
焼酎は安ければ安くて大丈夫ですが、切った果物が浸かるぐらいの量が欲しいので1.8Lはあった方がいいです。
未成年の方は成人済みの方に買ってもらってください。

敷き詰めたフルーツの上から焼酎をかけます。
切ったフルーツが全て浸るまで入れてください。
焼酎を入れたら蓋をして、直射日光の当たる場所に2日間ぐらい置いて発酵させます。

直射日光に2日間当て続けた結果、発酵してバナナは真っ黒に、パイナップルは少し白くなっていました。
匂いは吐きそうなぐらい臭いわけではなく、発酵した果物とお酒の匂いなのでそこまでエグくはないです。
パイナップルはあまり発酵しませんでしたが、トラップとしてはしっかり効果はあるので問題ありません。

設置する時は、ストッキングなどに発酵させたバナナとパイナップルを敷き詰め木に括り付けます。
括り付ける木はなんでもOKというわけではなく、カブトムシが好む樹液を出す「クヌギ」と「コナラ」の木です。
クヌギやコナラが沢山生えている場所だともしかしたらくるかもしれませんが、基本はクヌギとコナラ以外の木を探してもなかなか見つかりません。
木の表皮がゴツゴツしたものを探してみてください!
設置した結果

前日の夕方ごろに設置し、翌朝6時ごろに様子を見にきたらカブトムシやクワガタが沢山トラップに蜜を吸いにきていました。
バナナもパイナップルも両方しっかり機能していました。
大成功です!!(*´ω`*)
やはりパイナップルはドライフルーツのように乾燥してカサカサになっていたのでバナナが一番長持ちして効果的でした。
ムカデに注意

もちろん、カブトムシやクワガタムシだけが寄ってくるわけではありません。
猛毒のムカデや吸血昆虫のアブなど危険な虫も寄ってくるのでトラップ周辺は気をつけて触るようにしましょう。

使用済みのトラップはハサミを使用すると簡単に回収できるので、綺麗にして帰ること!

カブトムシ、クワガタ無視も無事に捕獲できたので、早速本題でもある飼育セットをご紹介します!
飼育グッズ
飼育ケース ネイビー

- 商品名:飼育ケース ネイビー
- バーコード(JAN):4582111359452
- サイズ:約18.5cm×12cm×13.8cm
- 材質:ポリプロピレン
- 価格:100円+税
上の蓋に透明の窓がついている一般的な飼育ケースです。
容器も透明で中の様子もハッキリ見えます。
ワッツの餌皿や登り木などは大きいものが多いので、餌皿などを使用する際は大サイズの飼育ケースを別で購入した方がいいかと思います。
小サイズのワイド飼育ケースでも餌皿や登り木などは入りませんが、オスメスペアでの飼育やお気に入りのカブトムシやクワガタを1匹入れてじっくり観察するのもいいかと思います。
通販でも買えるオススメ収納ボックス

- 商品名:JEJアステージ 収納ボックス NCボックス #11
- バーコード:4945296013678
- サイズ: 約20×35×18cm
- 材質:ポリプロピレン
- 価格:615円+税
NCボックス #11という蓋付きの収納ボックスを購入して使ってみました。
ハンダごてで上の蓋に穴を開ければ、飼育ケースとして使えます!
ちなみに#11の収納ボックスは縦積みが8段まで可能とのことなのでもし大サイスのワイド飼育ケースが売っていなかったら収納ケースをリメイクして使うのもいいかと思います。
カブクワMAX2000(昆虫マット)

- 商品名:カブクワMAX2000
- バーコード(JAN):4970093999344
- サイズ: 約28.5cm×20cm×3.5cm
- 内容量:2L
- 材質:オガコ
- 価格:100円+税
厳選されたオガコに特殊栄養剤を配合し発酵させた昆虫飼育のスタンダードマットです。
成虫・幼虫のどちらにも使用できます。
先ほど紹介したNCボックス #11に入れてみたのですが、1袋で丁度いい大きさでした。
未開封でも湿って土の状態が悪くなっている場合はガス抜きする必要もありますが、今回は大丈夫そうでした。
粘着コバエ バスター

- 商品名:粘着コバエ バスター
- バーコード(JAN):4571256420127
- サイズ: 約25cm×10cm×0.3cm
- 材質:紙、粘着剤
- 価格:100円+税
コバエバスターは粘着剤が付いたシートにコバエをくっつけて駆除するためのアイテムです。
粘着材の付いた紙と厚紙、両面テープが入っているので組み立て使用します。

両面テープの部分を飼育ケース内の蓋などにくっつけて完成です。
カブトムシやクワガタムシを飼育する上で、コバエもセットなのでコバエ対策はできるところまでしっかりと対策をしておきましょう。
防ハエシート(虫除けシート)

- 商品名:防ハエシート
- バーコード(JAN):4571256420110
- サイズ: 約25cm×10cm×0.3cm
- 内容量:約42cm×27cm シート2枚入り
- 材質:不織布
- 価格:100円+税
コバエの侵入を防ぐことができるシートで、蓋と本体の間に挟むようにして使用します。

ダイソーの飼育ケース大や通販で購入したNCボックス #11にもちょうどいいサイズで使用できました。
小さい飼育ケースに使用する場合は、ハサミなどで防ハエシートを切って調整して使用します。
虫除けシートがないと1匹でもコバエが飼育ケース内に入ってしまうとすぐに湧いてしまうので、事前に防いでおいた方が良いです。
昆虫かくれ 木の葉

- 商品名:昆虫かくれ 木の葉
- バーコード(JAN):4571256420103
- サイズ: 約25cm×10cm×5cm
- 材質:木
- 価格:100円+税

飼育マットの上に被せるための枯葉で主な役割はひっくり返ってしまったカブトムシやクワガタムシが自力で起き上がるため、転倒防止材といったものです。

枯れ葉に100円?!と思うかもしれませんが、外に落ちているクヌギの葉を使用するとダニ、蜘蛛、アリといった虫や変な寄生虫が付着していることがあります。

今回捕獲したカブトムシやクワガタを一時的に非難させておくため、山で採取した枯葉や木を入れて作ったのですが、小さな虫が数匹入っていました。
100円出して綺麗なものを使用した方が飼育環境の管理がしやすいので先ほど紹介した木、もしくは広い範囲に散りばめられる落ち葉どちらか1つ使ってみてください!
のぼり棒

- 商品名:のぼり棒
- バーコード(JAN):4571256420073
- サイズ: 約25cm×10cm×4cm
- 材質:木
- 価格:100円+税
木に登りながら餌を食べる所が見れるアイテムで、より自然に近い環境で飼育できるそうです。
ワッツで売られているのぼり棒は餌の入る穴がとても小さいので、市販で売られている一般的な大きさの昆虫ゼリーは丸々一個入らないので、同じくワッツで販売されているタンク型のゼリーを注いで入れる必要があります。
産卵くち木

- 商品名:樹液ゼリータンク
- バーコード(JAN):4571256420097
- サイズ: 約25m×10cm×4cm
- 材質:木
- 価格:100円+税
くち木はクワガタが産卵するための木で、使い方は飼育マットの中に埋めます。

朽木を飼育マットに埋める前にする作業があります。
朽木に水分を含ませて上げる必要があるので水の入った容器に朽木を入れます。
沈めた朽木から気泡が出なくなれば水から取り出します。
朽木の上に水の入ったペットボトルを乗せるとしっかり沈みました!
今回は1時間34分ほどで水入れ作業が完了しました。

水分を含んだ朽木の表皮は必要ないのでカッターナイフなどで削ぎ落としてから飼育マットに埋めてください。

表皮が綺麗に落とせたら完了です!

朽木は少し見えていても大丈夫です。
クワガタを長期にわたって飼育する方は朽木は必須なので要チェックです。
栄養保水ウォーター

- 商品名:栄養保水ウォーター
- バーコード(JAN):4571256420059
- サイズ: 約15cm×7cm×4.5cm
- 材質:ミネラル、アミノ酸、香料、着色料
- 価格:100円+税
腐葉土やクヌギマットに直接刺して地中の昆虫マットへ水分を常に与え続けることができます。
乾燥に弱い成虫を守りつつ、幼虫の栄養も補給してくれる保水ウォーターです。
先端をちぎって使用します。

気をつけておくポイントとしては、保水ウォーターがなくなったら交換して新しい物に交換するかと思いますが、あまり継続的に使用し続けると土に水分が多くなり土が腐ってしまう恐れがあります。
土の状態を確認しつつ、使用してみてください。
樹液ゼリータンク

- 商品名:樹液ゼリータンク
- バーコード(JAN):4571256420042
- サイズ: 約15cm×7cm×4.5cm
- 材質:グルコース、ガラクトース、トレハロース、果糖液糖、ゲル化剤、香料、酸味料、着色料
- 価格:100円+税
ゼリータンクは、通常の小さい容器に入っているものとは違います。
ジェル状のゼリーが容器の中に入っていて、穴の小さい登り木などに隙間なく注げます。

デメリットとしては、木に染み込んでしまってダニが繁殖する原因にもなるので、汚れてきたら水で洗す必要があります。
小さな穴の登り木にはもってこいなのですが、オスのカブトムシやクワガタムシなどについている立派なツノを持った虫は頭を突っ込んで最後の方までゼリーを食べることができないので掃除が大変になる場合もあります。
ゼリータンクは毎回ゴミが出ないのでいいのですが、デメリットもしっかり考慮して使用してみることをオススメします。
昆虫ゼリー10P

- 商品名:昆虫ゼリー10P
- バーコード(JAN):4970093003119
- サイズ: 約21cm×12.8cm×4cm
- 材質:黒糖配合ゼリー
- 価格:100円+税
ワッツに売られているカブトムシ・クワガタムシ専用のゼリーです。
一般的に売られている深型のゼリーで浅型タイプの物よりも長持ちします。
昆虫ゼリーはこまめに交換!
昆虫ゼリーは、フタをはがしたら3日で腐ってしまうので2.3日に1回交換してあげるようにしてください。
腐ってしまうと虫も食べないので、新鮮な餌を与えるようにしてください。
ちなみに、昆虫ゼリーには賞味期限がないので古いゼリーでも開封していなければ腐ることはないので問題ありません。
エナジーカップ

- 商品名:エナジーカップ 2P
- バーコード(JAN):4970093030726
- サイズ: 約20cm×9.2cm×0.6cm
- 材質:黒糖配合ゼリー,PPケース
- 価格:100円+税
プラスチックタイプの餌皿で、汚れたら綺麗に洗えます。
飼育ケース内を汚さず、なるべく清潔感を保ちたい方にはオススメです。

観察していて気づいたことなのですが、エナジーカップの周りは木の表皮のようなデザインが施されているのですが、案外ツルツルなのでメスの小さなクワガタムシは登れないことがありました。
餌へたどり着けないと意味がないので、大きいオスのカブトムシやクワガタ虫を飼育するという方は、エナジーカップは有効的です。
さいごに
今回はワッツで買える昆虫採集グッズと飼育アイテムを13選ご紹介しました。
洗える餌皿や伸縮タイプの虫網などワッツにもたくさんの昆虫採集グッズや飼育アイテムがあったので、昆虫採集や生き物観察をするにはもってこいのお店でした。
今回ご紹介できなかった飼育アイテムが他にも販売されています。
これから夏、昆虫採集でカブトムシやクワガタムシを捕まえて飼育してみたい!という方はぜひお近くのワッツで探してみてください。
新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、店舗や施設によっては営業時間などが変更になっている場合があります。
現在の内容、プランや料金などが異なる場合がありますので、お出かけの際は必ず事前に公式サイト等で情報を再度ご確認ください。