2015年10月1日から運行されているJR九州バス「出雲ドリーム博多号」のレッドライナー(RED LINER)。
中国JRバスが運営している島根県と福岡県を結ぶ3列独立型シートのトイレ付き夜行高速バスです。
出雲ドリーム博多号にどうやって乗るのかさっぱりわからないし、「どこから乗れるのか」「料金や乗り心地はどうなの?」「夜行高速バスに乗るためのチケットはどこで買えるのかわからない」といった方もいるかと思います。
私は今回、島根県の出雲市駅(バス停)から福岡県の博多バスターミナルまで実際にチケットを購入し乗ってみたので、出発から到着までの様子をまとめてみました。
車内の様子や実際に乗ってみた感想などを簡単ではありますがご紹介します!
JR九州バスの紹介

- 名称:JR九州バス 出雲ドリーム博多号
- サイズ:長さ – 11.99m , 幅 – 2.49m , 高さ – 3.47m
- 総トン数:15.6トン
- 運行速度:60km~80km
- 座席数:28席
乗り場と時刻表

博多→出雲
所要時間:約9時間03分
乗り場 | 時刻 |
博多BT | 22:45 |
小倉駅新幹線口 | 23:55 |
↓ | ↓ |
木次高速 | 06:14 |
宍道(山陰道) | 06:24 |
玉造(山陰道) | 06:33 |
松江駅 | 06:48 |
斐川IC | 07:28 |
出雲市駅 | 07:48 |
出雲→博多
所要時間:約8時間52分
乗り場 | 時刻 |
出雲市駅 | 22:10 |
斐川IC | 22:30 |
松江駅 | 23:10 |
玉造(山陰道) | 23:25 |
宍道(山陰道) | 23:34 |
木次高速 | 23:44 |
↓ | ↓ |
小倉駅新幹線口 | 05:53 |
博多BT | 07:02 |
予約方法
電話予約
中国JRバス電話予約センターから電話で予約ができます。
電話番号:0570-666-012
営業時間:9:30~18:00 年中無休
ネット予約
乗車する際、予約番号、名前を伝えてを伝えるだけでは乗れないので予約した画面を車掌さんに見せた所、無事に乗れました。
発車オーライネットでは座席指定ができます。
座席指定だと自分の好きな場所に乗れるので、窓側、両側から乗り降りしやすい中央の席にするのかを決めて乗車するのも良いですね。
▼発車オーライネット
乗車料金
通常料金 | 早売り17日前(最安値) |
A運賃7,000円 | A運賃5,600円 |
B運賃7,600円 | B運賃6,100円 |
C運賃8,400円 | C運賃7,100円 |
D運賃9,000円 | D運賃7,500円 |
E運賃9,700円 | E運賃8,400円 |
F運賃10,200円 | F運賃9,000円 |
乗車料金はA~Fまでのアルファベット順に値段が異なり、一番安いのはA期間で7,000円、一番高くてF期間の10,200円です。
中国ジェイアールバスの公式サイトに運賃カレンダーがあるのでチェックしてみてください!
▼中国ジェイアールバスの公式サイト 運賃カレンダー
https://www.chugoku-jrbus.co.jp/highway/detail/pdf/izumodreamhakata_calendar.pdf
車内紹介
座席

車内の座席は3列で独立しています。
左右の座席には車内カーテンがあるのですが、真ん中の座席には付いていません。
とはいえ、運行中は車内が暗いのでカーテンがなくても問題ありませんでした。
左側のレバーはレッグレスト、右側のレバーがリクライニング用でした。
荷物が大きいとレッグレストが使えない問題
各座席レッグレストが標準装備されていますが荷物が多い人は注意。
スーツケースはトランクに預けてリュックサックなどの手荷物は窓側座席の上にある収納スペースに置くのですが、手荷物ですら量が多いと頭上の収納スペースに入りません。
上の棚に荷物が置けない場合は足の下に置くしかありません。
他の乗客の方も、荷物を置こうと天井の棚に入れようと試みるも諦めて足の下に入れていました。

座席のポケットにはバスを乗る上でのルールが書かれた資料や、キャンペーンのチラシが入っていました。
照明

座席の前に小さな照明がありました。
スイッチでオンオフができたので、探し物などで手元を明るくしたい方は使ってみてください。
気になる乗り心地

座席に関してはリクライニングが効いて180度平らになるわけではありませんが、そこそこ倒れるので腰への負担はあまりなく寝れました。
ですが、荷物が置けないのでフットレストが使えないというデメリット。
私は荷物を座席のフックに掛けていたのですが、前に座っている方がリクライニングをフルで倒してきた時、足が荷物に挟まれました。(笑)
自分の手荷物があるのでとても狭いので、両足を通路側に出して過ごしました。
手荷物はできるだけ小さくまとめて乗車したい所ですが、私はそうも言ってられないほど普段から手荷物が多いのでこればっかりは避けようがありませんでした。
コンセント

右側の肘置きにコンセントがついていました。
上蓋を90度回して使用してくださいとのことですが、車内が暗いのでなかなか差し込み口が見えづらく、蓋を回すのに苦労しました。
とはいえ、充電しながら移動できるので妥協できました!
ドリンクホルダー

右側の膝あたりに折りたたみ式のドリンクホルダーがありました。
運行中喉が渇くたびに、バックを漁る必要がないので助かりました。
Wi-Fi

車内には「Kyushu Bus Free Wi-Fi」という無料のWi-Fiがありました。
運行中も普通に使えました。
トイレ

トイレは車内に1つありました。
車内の中央あたり、座席は4Bと5B席の隣にあります。
トイレマークが上に方にあるのでわかりやすいかと思います。
トイレの中は狭いですが、座った時に壁スレスレという感じではありませんでした。
トイレを流すボタンは左側の点滅した黄色のボタンで、蛇口の水は右側の点滅していない緑色のボタンを押すと出てきます。
ちなみに蛇口の水はボタンを押してから5秒ほどで止まるようになっていました。
乗車して気づいた絶妙なデメリット
バス内にはカーテンレールが天井に張り巡らされているのですが、使用されていないカーテンレールの駒が発車するタイミングと停車するタイミングで動き出し、車内に「シャーーーー」っという音が終始響いてました。
一度気になり出したら眠れず、途中でイヤホンをして寝ました。
使わないレールは結束バンドで固定するなど対策してほしいところですね(笑)
さいごに
今回は、出雲から博多までJR九州バスの出雲ドリーム博多号に乗ってみました。
3列独立型のシートなので、4列シート特有の隣の人の足に当たりそうな不安が一切なく、リクライニングもそこそこ効いたので個人的には快適でした。
荷物の置き場が課題だと思うので、なるべく手荷物の量を減らして乗車すると良いかもしれません。
これから出雲ドリーム博多号に乗る方はお気をつけて行ってらっしゃいませ!
よいバス旅を\(^O^)/
※新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、店舗や施設によっては営業時間などが変更になっている場合があります。
※現在の内容、プランや料金などが異なる場合がありますので、お出かけの際は必ず事前に公式サイト等で情報を再度ご確認ください。