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あじさい苑の料金は?勝運の神を祀る筥崎宮へ実際に行ってみた感想

福岡県の福岡市にある全国4万社以上の神社で八幡様を祀っていて日本三大八幡宮に数えられる「筥崎宮(はこざきぐう)[筥崎八幡宮]」は延喜21年(921年)に創建されされた大分八幡宮(だいぶはちまんぐう)が延長元年(923年)に現在の福岡市に移動してきた神社となっています。

今回は筥崎宮へ事前に調べたアクセス方法などの情報を基に散策してきました。

筥崎宮さんから特別に許可も頂けたので、その時の様子や行ってみた感想などを写真や映像を交えてご紹介したいと思います。

筥崎宮へのアクセス方法

電車で向かう方

地下鉄 箱崎宮前駅より徒歩 約4分

私は電車を利用したので、地下鉄箱崎宮前の1番出入口から地上へ出ました。

地上の1番出入り口を昇りきった目に筥崎宮の境内マップの看板が設置されていました。

境内には「筥崎宮境内ご案内図」というパンフレットがありました。

バスで向かう方

西鉄バス 箱崎(バス停)より徒歩 約4分

JR九州バス 箱崎一丁目(バス停)より徒歩 約1分

車で向かう方

筥崎宮の近くには始めの3時間までは無料の有料駐車場が2つあります。

「宮前駐車場」もしくは「外苑駐車場」より徒歩 約4分

宮前駐車場は楼門に一番近い駐車場で100台が収容可能で、外苑駐車場は国道3号線から直接入ることができる駐車場で230台が収容可能となっています。

※お正月と放生会期間中は有料

地名についての豆知識

実際に訪れてみると駅の名前は「崎宮前駅」、住所の区分は「崎一丁目」と「」ではなく「」という漢字で表記されていますが、実は筥崎宮の所在地・駅名などの地名「はこざき」は筥崎宮の「筥崎」では筥崎八幡神に対しておそれ多いとして「箱崎」と表記されています。

二之鳥居と少し先に進んだ筥崎宮の入り口にある一之鳥居をくぐり抜けて筥崎宮へ向かいました。

ちなみにこの一之鳥居や二之鳥居というのは神社の入口から神様が祀られている社殿の方向に数えて一番目、二番目と付けられています。

今回は駅から歩いてきたので最初に二之鳥居を見たということです。

燈籠堂(とうろうどう)[恵光院(えこういん)]

二之鳥居から一之鳥居へ向かうまでの道の途中で燈籠堂(恵光院)へ向かうことができる右に曲がる通路がありました。

豊臣秀吉が九州を討伐しに箱崎に来ていた事もあり、千利休は秀吉を招いて度々、燈籠堂で茶会を開いていたそうです。

燈籠堂の境内には、樹齢200年といわれる菩薩樹(ぼさつじゅ)があり、毎年春頃になるときれいな花を咲かせます。

一之鳥居は道を一本跨いだ所にありました。

意外と知らない人が多い神社の作法

大まかな作法ではありますが基本はこんな感じですのでご参考までに!

鳥居を通る際は真ん中は神様が通る道と言われているので真ん中は通らないように左右どちらかを歩きましょう。

お賽銭の時は鳴らしてから気持ちを整えてからお賽銭する

  • 1. 一度姿勢を正し 軽く1礼 を2セット
  • 2. 胸の高さで右手を少し引いて手を合わせる
  • 3.肩幅程度に両手を開き、2回拍手
  • 3. 手を合わせ、心を込めて祈る
  • 4. 軽く1礼をする

他にも細かい作法があるのですが完璧を求めていない方ならこの辺を覚えるだけで大丈夫だそうです。

授与所には御朱印(ごしゅいん)、御朱印帳(ごしゅいんちょう)が販売されています。

御朱印ってなんだ?という方に簡単に説明すると神社を参拝した記念に押してもらうハンコみたいなもので、神様と縁を結んだ証とされています。

参拝方法を軽くおさらい出来たので、早速境内の入り口から順にご紹介します。

境内の紹介

手水舎

ここで手水舎の利用方法について簡単に解説します。

  • 1. 右手に柄杓(ひしゃく)を持ち、水を汲み、左手を洗う
  • 2. 左手に柄杓を持ちかえ、同じように右手を洗う
  • 3. 口をすすぐときは右手に柄杓を持ち、左手の手のひらに水を受けて口に運ぶ
  • この時、柄杓は口に直接付けないでください
  • 4. 両手で柄杓を垂直に立てて柄の部分を洗う

お潮井

「お潮井」は手水舎の隣にありました。

神代の時代に神様たちが行っていた禊祓(みそぎはら)いに基づくもので、博多では古くから箱崎浜(お潮井浜)の真砂を小さな「お潮井てぼ」という籠に入れて家の玄関に備え外出の時に身に振りかけて災厄からのがれる事を祈ります。

その他にも新築の場合は敷地を祓い清め、農家では田畑に撒いて虫除け、方策を祈ります。

賽銭箱の下には真砂があり、木でできたスコップを使って「お潮井てぼ」に入れて持って帰ります。

「お潮井てぼ」は筥崎宮で1つ1,000円で購入することができます。

湧出石

お潮井の隣には湧出石がありました。

白い看板が立っているのでわかりやすいと思います。

「湧出石」は「国に一大事がある時、地上に姿を現す」との言い伝えがあり、湧出石に触れると運が湧き出ると言われています。

赤色の短い柵で囲まれた中に、白い砂利が敷いてあります。

白い砂利の上の真ん中あたりに、「湧出石」があるので触れてみてください。

ハトのおやつ(自販機)

湧出石のちょうど裏のところにハトの餌が買える緑色の自販機が2台ありました。

餌は1つ100円で、お金を入れて右下にあるハンドルを回して下から取ります。

モナカには「どうぶつのエサ たべられません」と書いていて、モナカの中には粒状の餌が入っていました。

自販機のハンドルを回した音を聞いて鳩が集まってきました。

境内のハトはとても人に慣れていて、餌をあげていたら手の上に乗ってきました!

とても可愛かったです(笑)

碇石(いかりいし)

ハトのエサ自販機の近くに碇石がありました。

昭和15年に、博多港中央埠頭の北東で発見された「碇石」は福岡県指定の文化財に指定されている石でできた碇です。

モンゴル軍の船の碇として使用されたと伝わる石が境内に残されていて、長さ2メートルを超え、推定重量は250キロにもなるそうです。

碇は船が流れないために水底に沈めて船の動きを止めるおもりで、近代の船では鉄で作られた物が主流ですが、昔の船で使用されていたのは石でできた碇でした。

日本の国歌「君が代」にも登場する「さざれ石」もありました。

絵馬殿(えまでん)

「絵馬殿」は一の鳥居から境内に入ってきた場合、手水舎などがある右側の少し奥に行った所にあります。

奉納絵馬は古いものから新しいものまで沢山あるので色んな絵馬があって見応えがありました。

絵馬殿に「亀山上皇尊像奉安殿」のと書かれた標識がある方向へ行ってみました。

亀山上皇尊像奉安殿

高さ約6メートル・重さ1トンを超える像で、博多出身の彫刻家 山崎朝雲(やまさきちょううん)という方が作成した像です。

1281年に博多の町は蒙古襲来により二度戦火にみまわれ、筥崎宮も社殿を焼失しました。

この際、第90代天皇の亀山上皇様が「敵国降伏」と書いた「御宸筆(ごしんぴつ)」を奉納され、博多の街は無事におさまりました。

国の困難に立ち向かった亀山上皇様の御神徳をいただいて、家庭のご繁栄とご平安をお祈ります。

※蒙古襲来=モンゴル帝国(元朝)、属国でもある高麗によって2度にわたり行われた対日本侵攻の呼称の事を指します。

儀式殿

「儀式殿」は一の鳥居がある出入り口付近の左側にあります。

昭和初期に建てられて以来80年以上に渡り多くのご夫婦の始りとなっている挙式会場になります。

式のご予約・プランなどは公式ホームページよりご覧ください。

ご祈願受付所・お守り授与所

授与所では御札御守り縁起物おみくじ御朱印御祈願等を受けとることができます。

授与所の中には野球界からは「ソフトバンクホークス」、サッカー界からは「アビスパ福岡」など数多くのスポーツ選手のサインが書かれた大きな優勝祈願の絵馬が飾られていました。

神木 筥松

楼門のすぐそばにある朱の玉垣(あけのたまがき)で囲まれた松は「標(しるし)の松」とも呼ばれる神木です。

朱の玉垣には絵馬が飾られていました。

※朱の玉垣=神域の内外を区切る斎垣(いがき)を赤く塗ったもの。

楼門

文禄3年(1594)筑前の領主である小早川隆景(こばやかわ たかかげ)が建立しました。

三間一戸入母屋造(さんけんいっこいりもやづくり)の楼門は「敵国降状(てきこくこうふく)」という文字が掲げられています。

敵国降伏と書かれた扁額(へんがく)は第90代天皇の亀山上皇が納められた御宸筆(ごしんぴつ)を模写したものを拡大したものです。

その意味は、武力で相手を降伏させる(覇道)ではなく、徳の力を持って導き、相手が自ら靡(なび)き降伏するという王道である日本のあり方を説いています。

楼門から本殿へ向かって参拝します。

本殿は、一般の方は立ち入り禁止となっています。

本殿・拝殿

国指定の重要文化財である「本殿・拝殿」は平安の時代から続く挙式会場として使用されている「本殿」は神前結婚式を挙げる方のみが入ることができるとても神聖な場所です。

現存する本殿・拝殿は本殿は2つ合わせて46坪に及ぶ建物で、天文15年(1546)に大宰大弐の大内義隆(おおうち よしたか)が建立したものです。

石灯籠

天正15年(1587)豊臣秀吉が九州平定後、本宮に滞在し陣をとっていました。

その時、秀吉が催した箱崎茶会に随行した千利休(せんのりきゅう)による奉納とされています。

拝観は放生会、さつき大祭期間中のみとなっています。

神饌所(しんせんしょ)

境内の東門付近には手水舎や神饌所がありました。

神饌所は神様にお供えする飲食物を格納するところです。

神饌所の前を通って先に進むと東末社があります。

東末社

「東末社」には五つの末社が祀られています。左から順番にご紹介します。

  • 稲荷社「宇迦之御魂神」 商売繁盛・田畑の守り神
  • 住吉殿「住吉三神」 海上交通の守り神
  • 乙子宮「菟道稚郎子」 子育ての神
  • 武内社「武内宿禰命」 不老長寿・健康の神
  • 池島殿「宗像三女神」 手足の守り神

西末社

「西末社」にも五つの末社が祀られています。左から順番にご紹介します。

  • 民潤社「民潤神・埴安神」日除の守り神
  • 厳島殿「市杵嶋姫命」旅行安全の神
  • 仲哀殿「仲哀天皇」家族の守り神
  • 若宮殿「仁徳天皇」芸能文化の守り神
  • 龍王社「綿津見神」海と空の守り神

あじさい苑

平成の御大典を記念し、境内の西奥に造られました。

毎年6月になると、およそ100品種、3,500株のあじさいが咲くそうです。

  • 開苑期間 6月1日~6月30日
  • 開苑時間 9:30~17:00
  • 入園料 300円

梅雨明けの時期を狙ってぜひ行ってみてください!

様々な紫陽花が咲き乱れてとても華やかな空間を楽しめるかと思います。

さいごに

今回初めて筥崎宮に行ってみて「敵国降伏」という文字を掲げた大きな楼門や、とても大きい天皇像など貴重な国宝が沢山あってとても見応えがありました。

毎年9月12日〜18日の間、博多の三大祭りとして知られる「全ての生命あるものを慈しみ、秋の実りに感謝する」お祭りの「放生会」が行われ多くの参拝客の方で賑わいます。

境内の花庭園に隣接した「筥カフェ」もあるので、筥崎宮を参拝した後は是非、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

これから筥崎宮へ行く方はお気をつけていってらっしゃいませ。

※掲載情報は2021年7月17日公開時のものです。
映像や写真撮影は事前に特別な許可を得た上で今回の記事を制作しています。
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