福岡県の「BOSS E・ZO FUKUOKA」の5階にあるチームラボフォレスト(TeamLab Forest)はデジタルアートを駆使した「捕まえて集める森」と「運動の森」の2種類のミュージアムに10の作品が展示されています。
全ての作品は触れながら楽しむことができ、老若男女問わず全ての方が思わず2度見したくなる空間を自分の体で実際に触れながら作品を巡ることができます。
撮影中は取材に協力してくれたソフトバンクホークスの広報の方と一緒に各エリアを回ってみたので作品の楽しみ方などを詳しく知ることができました!
今回はチームラボフォレスト 福岡 – SBI証券さんから特別に許可を頂けたので、アクセス方法や実際に行ってみた感想などを早速ご紹介します!
チームラボフォレストへのアクセス方法
電車で向かう方

地下鉄 唐人町駅より徒歩 約15分

唐人町駅から向かう方は「マークイズ福岡ももち」というショッピングモールにもつながっている歩道橋があるので、歩道橋を渡ります。
橋を真っ直ぐ行くと現れるPayPayドームまで歩きます。

写真の右側に見える白い建物がチームラボフォレストのあるBOSS E・ZO FUKUOKAですが、チームラボフォレストのチケット売り場は建物の3階のフロアにあるのでまずは3階へ向かいます。
順路としてはPayPayドームの前にある階段もしくはエスカレーターを登ってすぐ右に向かうと建物の入り口があります。
バスで向かう方

PayPayドーム(バス停)より徒歩 約3分
バス停を降りた後は、マークイズももちの建物に沿った道を歩いてBOSS E・ZO FUKUOKAへ向かいます。
車で向かう方

PayPayドームの駐車場Cよりエスカレーターで上がります。

エスカレーターを登ると目の前に白い建物が「BOSS E・ZO FUKUOKA」なので建物へ入ります。
エスカレーターを登ってすぐ右手に向かって少し歩くと左手に自動ドアが見えてきます。
自動ドアを通り中に入るのですがこの階は建物内の3階にあたるフロアなのでこのフロアでチケットを購入しましょう。
チームラボフォレストの料金
大人(16歳以上) | 2,200円 |
小人(15歳以下) | 800円 |
障がい者割引大人(16歳以上) | 2,000円 |
障がい者割引小人(15歳以上) | 600円 |
チームラボフォレストのチケット購入方法

3階フロアの自動ドアから入ると吹き抜けたホールがあります。
ホールの左奥側に並んでいるのがチケットカウンターです。

「BOSS E・ZO FUKUOKA」の3階にチケット売り場の上には各施設の情報が映し出されたモニター、下にはチケットを購入できる操作パネル付きの発券機があるのでチケットを購入します。

5階の施設内にも1台だけ発券機があったのでこちらでも購入できます。
購入手順1 言語選択

モニター前に来ると画面を触れてくださいと指示が書かれているので、指でタッチします。
購入手順2 チケット名選択

「BOSS E・ZO FUKUOKA」は様々なイベント施設があるのですが、今回はチームラボフォレストに行くので「チームラボフォレスト 福岡 – SBI証券」という項目をタッチします。
購入手順3 注意事項の同意

次に、注意事項が記載された画面に映るので全てにチェックを打ちます。

チェックが押せたら「同意する」というボタンを押してください。
購入手順4 入場時間の選択

最後に、自分が入場する時間の項目を選択します。
すると次の画面ではお支払い画面が出てきます。
購入手順5 お金を入れる

この画面になったら、提示された料金を入れて支払いを完了させます。

QRコードが印字されたレシートのような紙が出てくるので、印字された紙を持ってチームラボフォレストへ向かいます。

この建物のほとんどの施設はエスカレーターを登った目の前に受付があるのでエスカレーターで上に登っていきます。

5階に着きました。

入り口で先ほど購入したチケットを係員の方に渡します。
アプリのダウンロード

この施設は専用のスマホアプリを使って楽しめるエリアがあります。
受付をしてくださる係員さんから「アプリのダウンロードはお済みですか?」と聞かれるのでその場でダウンロードします。
アプリは事前に入れてくることもできるのですが、スマホを持っていない方や速度制限でアプリが入れることができない!
という方はアプリが入ったスマホを貸してくれます。(ありがたい!)

もし雨の日に訪れる際は傘を持って入ることができないので、パスコード式の無料の傘ロッカーに預けてから入るようにしましょう。
全ての準備が終わったら、ようやく建物に入ります。
それでは入り口から順にご紹介します。
チームラボフォレストは運動靴で行くこと!
チームラボフォレストでは運動の森という身体を使ったエリアがあります。
足場の不安定な場所が多くなってきます。
ヒールやサンダルで来場した場合、後悔することになるので必ずスニーカーなどの運動に適した靴を履いてください。
チームラボフォレストの所要時間
気になる所要時間は体感で約30分〜1時間程度でした。
30分くらいでも最初から最後まで楽しめますが、入り口の捕まえて集める森で生き物を全てコンプリートできるまで進めると約40〜50分くらいまで楽しめるかと思います。
捕まえて集める森

まず最初のエリアは「捕まえて集める森」です。
このエリアは「捕まえ、観察し、解き放つ」をコンセプトに、デジタルグラフィックの世界に生きる生き物を自分で探索します。
発見した動物はスマートフォンを使って捕まえ、観察した動物は手元から放してあげます。

動物を捕まえて観察することが1つのきっかけとなり、興味を広げる事を目的とした新しい「学びの空間」となっています。

森の動物をなでる様に触れると白く光り輝き、鳴きます。
ゆかに生息する水辺の動物や海の動物の魚は足で踏むと白く光って逃げていきます。
コレクションできる生き物

- 森の動物32種類
- 海の動物27種類
全部で合わせて59種類の生き物を捕まえることができます。
動物の捕まえかた

専用のアプリを起動して、動物たちがいる場所の近くに立って捕まえます。

この時、Bluetooth接続とモバイルデータ通信をオンにしてください。
森の動物は大丈夫なのですが、海の動物を捕まえる時にモバイルデータ通信をオフにしていると位置情報が確認できず、
「今は、光のあみが張れない時間です まずは、かべの動物を捕まえよう!」
という表記が出て海の動物が捕まえれないので機内モードにしている方はお持ちのポケットWi-Fiもしくは必ずデータ通信をオンにしておきましょう。

森の動物を捕まえるときは下の方に表示される「かべ・ゆか」と書かれた項目の「かべ」を選択して弓を引いて捕まえます。
動物に向かって矢を引く時、捕まえられる状態になるときは白いアイコンがみぎにぽんっと出るのでそのタイミングで弓を放つと高確率で捕まえることができます。
捕まえると目の前から動物は消え、スマホの中に生き物が入っています。

捕まえてスマホの中にいる動物はコレクション図鑑に登録され、生態や特徴を見ることができます。
捕まえた動物は上に指でスワイプしてあげると元の位置に戻ります。

海の動物がいるエリアは先ほどの「森の動物」とは違い、海の中をイメージした世界が広がっており、色鮮やかな海藻や様々な形をした魚などがたくさん泳いでいます。

このエリアでは「光のあみ」を使用して泳いでいる魚に向かって網をシュッと上にスワイプして投げます。
森の動物では、狙いを定めている際に白い吹き出しに動物が出ていたのですが、海の動物は表示されないので頑張って捕まえてみてください。
捕まえて図鑑に登録した後は、リリースしてあげてください。
リリースするとまた、デジタルアートの森に動物が再び現れます。
運動の森
群蝶、儚い命

次に向かうエリアは「群蝶、儚い命」という無限に発生する蝶々が飛ぶ部屋です。
コンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれ続けているこの空間は、何もいない壁を自分の手で大きく擦るように触れると手から蝶が生まれて空間の中を舞う群蝶です。

ですが、群蝶がいるところを手で大きく擦るように触れると蝶は死んで下へ落ちていきます。
ちなみに、何も居ないところに立っているだけでも足元から蝶がたくさん生まれてきます。
この部屋では自分の手で蝶を殺して、また自分の手によって蝶を誕生させる命のサイクルをを間近で体験することができました。
高速回転跳ね球のあおむしハウス

このエリアは「高速回転跳ね球のあおむしハウス」といい、足元や壁に複数ある光の球体は映像で高速に回転しているかのように表現されています。
人が近づくと球体の回転は止まって球体を踏んでいくと、球体は光り輝きます。
同じ色の球体を連続して踏むと球体の中が弾けて空間に広がっていきます。

さらに、同じ球体を連続して歩き続けると、空間のすべてが歩いた色に染まり、全てが弾けて空間全体からあおむしが生まれます。
実際に歩いてみた感想としては、球体自体はバランスボールを半分にしたものの上を歩いている様な感じでした。

今回は赤い球体を踏んだので球体の隙間に赤色のあおむしが生まれていました。
ふわふわな地形のつぶつぶの地層

このエリアは「ふわふわな地形のつぶつぶの地層」といいます。
カラーバリエーション豊富な粒が左右から降り注いで、立体的な地形に沿って高いところから低いところへと流れていき、粒の重なりによって地層模様を描きます。

人がいる場所は沈んで、沈んだ場所に粒が集まってきます。

歩くと粒はパーンと弾けて、地層模様が変化します。
歩いた感想としては、すごく柔らかい布の上を歩くので意外と足が沈みます。
バランスを保つのが少し難しかったですがパーンと弾ける感じがとても良かったです。
インビジブルな世界のバランス飛石

このエリアは「インビジブルな世界のバランス飛石」といいます。
3つの橋があるのですがそれぞれ難易度が異なります。
踏むと音が鳴って、空間を泳いでいるクラゲや微生物の色も渡る橋によって変わります。

難易度は青っぽい色の真ん中→赤っぽい左側→緑っぽい右側の順で
難しくなっていきます。
右側の緑の橋は落ちない様に渡ろうとすると足場が不安定なのでバランスを保つのが難しいです。
「バランス飛石」に飛び乗りながら渡っている間は、足元に気をつけながら普段見ることのできない微小な生物の世界を
見ることができます。
1つのエリアで4つの作品
鼓動する大地

この長い作品名の通りの作品がこのエリアで見ることができます。
「鼓動する大地」を表現している青い曲線がいくつも積み重なったシーン。
青い曲線は大地の断層を表現しています。
つぶつぶの滝、全身ですくうと小さきも大きなうねりとなるだろう

数分後、壁から出現する「つぶつぶの滝」が流れ込んで大きな湖ができます。
ちなみに水の粒が流れているところへ行くと、自分の体を避けて水が下に流れていくので是非試してみてください!
うごめく谷の 花と共に生きる生き物たち

「つぶつぶ滝」が出現したことにより、大地に生命が宿り花でできた動物たちが壁や地面を駆けまわります。
花と共に生きる動物たち II

ちなみにこの花でできた動物は弱肉強食の様に他の生き物を食べて大きくなり、
反対に食べられた動物や、食べられる事がなかった動物は花が散って死んでしまいます。

そして、人々が動物を踏み続けたら花は散ってしまい死んでしまいます。

誕生と死滅を繰り返した生命のドラマを体験することができます。

散る動物の花の色は毎回異なり、エリア全体を真っ赤に染める様に散ることも

ピンク色の花の動物であればエリア全体がピンクに染まります。

そして散った花は分解され、広い大地へとまた生まれ変わり新しい生命が誕生します。
360°鏡張りの通路

360度鏡の通路は中に入ると万華鏡の様になってとても映える写真を撮ることができます。

色は奥にあるバルーンの色が変われば鏡の中も同じ様に変わるので、好きな色のタイミングで写真を撮ってみるのもいいかもしれません。
この通路を抜けてさらに奥へ進みます。
タイフーンボールと重力にあらがう呼応する生命の森- 曖昧な 9 色と基本の3 色

ここは最後のエリアで、「タイフーンボールと重力にあらがう呼応する生命の森 – 曖昧な 9 色と基本の 3 色」といいます。

大きなバルーンが宙を舞ったり、腰の高さほどの地面にくっついたバルーンは軽くポンっと叩くと色が変わります。
自分の身長よりもはるかに大きいバルーンですが、下に沈み続けることなくずっと舞っています。
ポーンと弾いて遊ぶこともできます。

浮いているバルーンを触っても色は変わらず、地面についたものだけが反応します。
自分の好きな色になるまで触れてみてタイミングよく写真を撮ってみるのもおすすめです!
さいごに
今回初めてチームラボへ行ってみたのですが、本当に綺麗でどの場所に行っても2度見したくなる様なアート作品でとても楽しかったです。
映えるエリアがたくさんありますが、見るだけではなくスマートフォンを使用して学びながら楽しめるのでカップルはもちろん、お子様連れの方でも楽しめる施設となっているので是非一度行ってみてはいかがでしょうか。
映像や写真撮影は事前に特別な許可を得た上で今回の記事を制作しています。
新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、店舗や施設によっては営業時間などが変更になっている場合があります。
現在の内容、プランや料金などが異なる場合がありますので、お出かけの際は必ず事前に公式サイト等で情報を再度ご確認ください。