2021年7月1日に博多-対馬航路に就航した九州郵船フェリー「うみてらし」。
長崎県対馬市の鰐浦地区は毎年5月に開花するヒトツバタゴという花が国内最大の自生地で、ヒトツバタゴの別名「うみてらし」が起用された総トン数1,125トン、全長81.79mの船です。
初めてフェリー「うみてらし」に乗船するけど「乗船料金はいくら?」「出港する時刻は?」「船内の内装は?」「乗り場はどこなの?」など気になるところが沢山あると思います。
今回私は比田勝から博多へ向かうためフェリー「うみてらし」に乗ってみたので、船内の様子や実際に乗ってみた感想などをまとめてみたので早速ご紹介します!
昨日乗船した九州郵船「フェリーちくし」に乗ってみた様子も別の記事でご紹介しているので是非ご覧ください!
▼「フェリーちくし」の記事
フェリーうみてらし船舶紹介

- 船名 : フェリーうみてらし
- 就航日 : 2021年7月1日
- 全長 : 81.79メートル
- 総トン数 : 1,125トン
- 航海速力 : 17ノット(31.48km/h)
- 旅客定員 : 旅客定員 176名(2等のみ)
- 積載台数 : 約43台
アクセス方法&乗り場

福岡から乗船
乗り場
博多埠頭第2ターミナル
アクセス方法
博多ふ頭(バス)より徒歩 約1分
博多駅西日本シティ銀行前F(バス停)から博多ふ頭(バス)まではバスで約15分です。(240円)
対馬(比田勝)から乗船

乗り場
比田勝港国内ターミナル
アクセス方法
比田勝港(バス停)より徒歩 約13分
出発時刻

博多→比田勝
22:30→22:30
比田勝→博多
16:00→20:55
乗船料金

大人:6,380円
小人:3,190
“うみてらし”には相部屋の2等客室しかないので、個室などはありませんが様々な座席タイプがあります。
船内紹介
エントランス

乗船口から入ったらまず訪れるのがエントランスです。
エントランスには案内所・トイレ・自販機・給湯器・冷水機など大体のものがありました。
手荷物置き場

1階の自販機の前にスーツケースなど、船内に持ち込んだ荷物を置く場所がありました。
手荷物はベルトで固定できます。
船内Wi-Fi

船内には無料のWi-Fi「FreeSpot」がありました。
接続はできたのですが、強くなったり弱くなったり、割と不安定でしたが使えました。
前回乗船した「フェリーちくし」に貼られていたWi-Fiガイド(2016年12月発行)には「PS Vita」の接続方法が掲載されていました。
2年の時を得てフェリーうみてらしのWi-Fiガイド(2018年6月発行)「PS Vita」の接続方法が消えていました(笑)
案内所

1階にあるインフォメーションでは、毛布の貸し出しが行われていました。
1枚50円で貸し出してくれるので、寒い時期や就寝する時に利用してみてください!
車いすスペース

1階の案内所の前に車椅子が置けるスペースがありました。
車いすスペースにはベルトがあるので、車椅子が固定できるようになっています。
ちょっとした荷物も置けるみたい。
座席

雑魚寝タイプの部屋で、広々としていました。
窓側にはソファーがあるので、景色を眺められます!

棚にはレザー調の枕がいくつも入っていました。
靴箱には共用のスリッパがあったので、自販機やトイレに用事がある時にわざわざ靴に履き替えなくて良いので便利です。
船内の各エリアには空気清浄機が設置されていました。
空気清浄機のある場所はコンセント穴が1つ空いているので充電もできます。
船内に座席はバリアフリー席を含めて3箇所ありました。
バリアフリー席も座席同様の作りで、通常タイプの座席エリアよりも入り口が広くなっていました。
椅子席

椅子席はリクライニングが効かない固定式の椅子が並べられていました。
リクライニングは調整できませんが傾斜がある構造になっていました。
窓側の席では航海中の景色を楽しめます。
カーテンがあるので、就寝時は外の明かりを遮断することも可能です。
ラウンジスペース

座席エリアの隣にありました。
ソファーが数台と椅子がありました。
窓側のソファーは人気なのか乗船後、すぐに埋まっていました。
多目的サロン

多目的サロンには椅子とソファーがありました。
壁側の席にはコンセント穴とタイプAのUSBポートがありました。
充電コードは持ってきたけど電源タップを忘れてしまった!なんて時でも安心ですね( ´ ▽ ` )
椅子1つに対してコンセントも1つありました。
自動販売機

男性用トイレと女性用トイレのちょうど真ん中あたりに設置されていました。
船内にはカップラーメンは販売されていませんでした。
唯一販売されている食料は自販機にあるカロリーメイトとソイジョイです。
エレベーター

航海中はエレベーターで2階と1階へ移動できます。
車両甲板にも行けますが、航海中は車両甲板は立ち入り禁止なので行けません。
エレベーター横には1階から2階に繋がる階段もありました。

壁には「waniura」と書かれていました。
対馬の鰐浦地区がヒツバタゴ(別名:うみてらし)の群生地なので、5月に開花するヒトツバタゴが山の傾斜に咲いたようなイラストが描かれていました。

階段の左側は航海安全と書かれたポスターと右側には対馬に在住している書家、田中香代子さんが書いた「うみてらし」の額縁が飾られていました。

飾られている「うみてらし」の文字は船体にも書かれています。
とても見やすく船にピッタリの字ですね(*´ω`*)

ちなみに、うみてらしの花のイラストは様々な形で船内にちりばめられているので見つけてみてください!
トイレ

トイレは船の1階にありました。
男性用・女性用・バリアフリートイレの3つがありますが、船の中に1箇所しかありません。

バリアフリーに対応したトイレは1階の案内所横にあります。
バリアフリートイレは広さも十分で、トイレ内はとても清潔でした。
喫煙スペース

喫煙スペースは1階の屋外、船尾辺りにありました。
喫煙所は簡易的で、座れそうなポールと灰皿が一つあるだけでした。
屋外デッキ

2階には屋外デッキがありました。
連なった椅子が10席ほどありました。
ゴミ箱もあったので、屋外デッキで食事をした時に出たゴミなどは海に不法投棄せずゴミ箱に入れましょう!
1階と2階に屋外デッキがあるので、様々な方角から違った景色が楽しめました!
釣り人に嬉しい釣具置き場

展望デッキに釣具置き場がありました。
右側が釣竿立てで左側がクーラーボックス類を入れる所といった感じですね。
対馬へ釣りに行く方には専用の場所が設けられているので嬉しいですね!
さいごに
今回は対馬(比田勝)から福岡(博多)までフェリーうみてらしに乗船してみました。
船内はとても綺麗で、とても居心地が良かったです。
片道約5時間ほどで対馬と博多間を移動できるので、対馬観光の際は飛行機もありますが、まったり格安で移動できるフェリーうみてらしに乗ってみてはいかがですか?
これからフェリーうみてらしに乗船する方はお気をつけて行ってらっしゃいませ!
良い船旅を\(^○^)/
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