1999年4月1日に就航した「フェリーくにが」。
島根県・鳥取県の本土と隠岐島を結ぶ2,375トンのカーフェリーです。
初めてフェリーくにがに乗船する方は「料金はいくら?」「出港する時刻は?」「船内の様子は?」「乗り場はどこなの?」など気になるところが沢山あると思います。
今回は実際にフェリーくにがに乗船して境港から隠岐島へ向かったので、船内の様子と、実際に船に乗ってみた感想を交えてご紹介します。
翌日、西郷から七塁まで乗船した「フェリーおき」の詳細は別の記事でご紹介しているので是非ご覧ください!
▼フェリーおき 詳細記事
- 1. フェリーくにが船舶紹介
- 2. アクセス方法&乗り場
- 2-1. 鳥取県から乗船
- 2-2. 島根県から乗船
- 2-3. 隠岐諸島・島後(隠岐の島町)から乗船
- 2-4. 隠岐諸島・島前(海士町)から乗船
- 2-5. 隠岐諸島・島前(西ノ島町)から乗船
- 2-6. 隠岐諸島・島前(知夫村)から乗船
- 3. 乗船料金
- 4. 予約方法
- 5. 時刻表
- 6. 船内紹介
- 6-1. エントランス
- 6-2. インフォメーション
- 6-3. 船内Wi-Fiがあった
- 6-4. 部屋タイプ
- 6-5. 特別2等室
- 6-6. デッキ甲板椅子席
- 6-7. 売店
- 6-8. 自動販売機コーナー
- 6-9. レストルーム
- 6-10. ゲームコーナー
- 6-11. キッズルーム
- 6-12. トイレ
- 6-13. シャワールーム
- 6-14. 展望デッキ
- 7. さいごに
フェリーくにが船舶紹介

- 就航日 : 1999年4月1日
- 全長 : 99.50メートル
- 総トン数 : 2,375トン
- 航海速力 : 最大20.43ノット(37.84km)
- 旅客定員 : 823名
- 積載台数 : 普通乗用車26台、8tトラック20台
アクセス方法&乗り場

鳥取県から乗船
乗り場
境港
アクセス方法
JR境港駅から徒歩 約1分
境港(バス停)より徒歩 約2分
島根県から乗船
乗り場
七類港(島根県)
アクセス方法
メテオプラザ(バス停)より徒歩 約2分
隠岐諸島・島後(隠岐の島町)から乗船
乗り場
西郷港
アクセス
ポートプラザ(バス停)より徒歩 約2分
隠岐諸島・島前(海士町)から乗船
乗り場
菱浦港
アクセス
隠岐汽船乗場(バス停)より徒歩 約2分
隠岐諸島・島前(西ノ島町)から乗船
乗り場
別府港
アクセス
別府港フェリーターミナル(バス停)より降車すぐ
隠岐諸島・島前(知夫村)から乗船
乗り場
来居港
アクセス
来居港フェリーターミナル(バス停)より徒歩 約1分
乗船料金

本土~隠岐 | 島前~島後 | 別府~菱浦(島前~島前) | 菱浦~来居(島前~島前) | 来居~別府(島前~島前) | |
特別室 | 8,890円 | 4,120円 | 1,150円 | 2,040円 | 2,040円 |
特等 | 7,930円 | 3,630円 | 830円 | 1,730円 | 1,730円 |
1等 | 6,360円 | 2,910円 | 650円 | 1,390円 | 1,390円 |
特2等 | 4,520円 | 2,120円 | 630円 | 1,040円 | 1,040円 |
2等 | 3,510円 | 1,600円 | 410円 | 780円 | 780円 |
乗船券は分厚い厚紙でした。
購入した乗船券は当日しか使えません。
予約方法

隠岐汽船は高速船レインボージェットの予約のみネット予約ができます。
大型のフェリーおき・くにが・しらしまに乗船する方は特二等室以上の部屋以外は基本予約は受け付けていません。
私が乗船したのは最安の2等室なので予約なしでの乗船になりました。
時刻表

おき | くにが | フェリーしらしま | フェリーしらしま | |
境港(境港市) | – | – | – | 出発14:25 |
七類(松江市) | 出発9:00 | 出発9:30 | – | ▼ |
来居(知夫村) | ▼ | 到着11:30 出発13:35 | – | ▼ |
別府(西ノ島町) | ▼ | 到着12:05 出発12:20 | – | 到着17:05 出発17:15 |
菱浦(海士町) | ▼ | 到着12:40 出発12:50 | – | ▼ |
西郷(隠岐の島町) | 到着11:25 出発12:05 | 到着14:00 出発15:10 | 出発8:30 | 到着18:30 |
菱浦(海士町) | 到着13:15 出発15:15 | ▼ | 到着9:40 出発9:50 | – |
別府(西ノ島町) | 到着15:30 出発15:45 | ▼ | 到着10:05 出発10:20 | – |
来居(知夫村) | ▼ | ▼ | 到着10:50 出発10:55 | – |
七類(松江市) | 到着17:55 | 到着17:35 | ▼ | – |
境港(境港市) | – | – | 到着13:20 | – |
隠岐汽船の運行時刻は上記の通りですが、運行されているフェリーは毎年1回ドック期間(定期整備)があるので、船や時刻異なる場合があります。
私が乗船した時はドック期間中だったので、期間限定の時刻での運行でした。
運行される船の詳細は時期によって異なるので隠岐汽船の公式ホームページをチェックしてみてください!
▼隠岐汽船公式HP
https://www.oki-kisen.co.jp/timetable/
船内紹介
エントランス

乗船口から入ってきてすぐにあるのが4階のエントランスです。
スーツケースなどの荷物はエントランスのある場所に置いて、各部屋へ向かいます。
特等室などの個室部屋を利用する方は荷物を部屋まで持って行けます。
エントランスには階段があるので、個室部屋を利用する方やゲームコーナー・レストルームを利用する方はエントランスにある階段から登ると近いです。
インフォメーション

4階エントランスにあるインフォメーションには乗務員さんが何人か待機していたので、何か困ったことがあれば相談してみてください。
車両甲板に向かうためのエレベーターも4階エントランスにありました。
航海中は車両甲板に行けません。
船内Wi-Fiがあった

フェリーくにがには船内にDocomo Free Wi-Fiがありました。
ネット環境が必要な方は繋げて利用してみてください。
部屋タイプ

部屋タイプは特別室・特等室・1等室・特2等室・2等室の5種類あります。
私は今回、一番安い2等室の部屋を予約して乗船しました。

4階にある2等室は最安料金なのでほぼ満席でした。
繁忙期になると、さらに人で溢れるらしい。
雑魚寝タイプの部屋で、壁側の棚の中に枕が沢山あるので必要な分だけ取って寝る感じです。
青い毛布も数に限りがありますが、1枚30円で貸し出しているので寒い時期は料金箱に30円を入れて毛布を利用してみてください。
私が寝る頃には枕のある棚の周りに居る方が寝ていたので、大人しくリュックを枕に着てきたコートを被せて寝ました。
乗船してすぐ枕と場所は確保しておいた方が良さそうです。
部屋にはテレビが設置されて映像も流れていたのですが、音量は出ていませんでした。
茣蓙の貸し出しもやっていた
船内ではゴザという敷物の貸し出しもあるので、2等室部屋が人でいっぱいになった場合は船内の通路などで眠ることができます。
特別2等室

特別2等室は4階にあります。
2等室よりも1,010円高い特別2等室を覗いてみたのですが、人が全然いませんでした。
七類・境港~隠岐(西郷港)までは2等室が3,510円で特別2等室は4,520円です。
1,010円多めに払うと2等室よりは人が少ないので、好きな方を選んでみてください!
デッキ甲板椅子席

デッキ甲板の椅子席は5階にありました。
眺めは最高なのですが冬場はとても寒く、航海中は誰も外に出ていませんでした。
夏場は逆に暑すぎるかもしれないですね( ´ ▽ ` ;)
展望椅子席は自由に出入りが可能でした。
たまに顔を出して外の空気を吸いにくると船酔いが覚めたりするかもしれないので気分が悪くなったら訪れてみてください!
売店

売店は4階のエントランス付近にあります。
終着の港間近になると閉店するので要注意。
売店には、お弁当・お菓子・隠岐島のお土産・タバコなどが販売されていました。
お弁当は4種類販売されていたのですが、隠岐島へ向かうまでの船はとにかく波が荒いので酔って吐き出さないように、下船の1時間前ぐらいに1つ購入して食べました(笑)
お弁当は1個750円でした。
自動販売機コーナー

4階のエントランス付近に自動販売機コーナーがあります。
売店には飲み物が売っていないので、喉が乾いたら自販機で購入する必要があります。
お酒専用の自販機もありました。
左端の方に隠岐島名物の焼酎のホマレカップというものがありましたが販売停止中でした。
レストルーム

5階にレストルームがあります。
窓側にソファーが4つほどあったのですが、全て人が寝ていて埋まっていました。
格安の2等室代金を支払ってソファーで寝るのもありですが、早い者勝ちですね。
ゲームコーナー

5階にゲームコーナーがあります。
クレーンゲームが数台とスロット台がありました。
船の中はすることがないので、暇つぶしには最適ですね!
キッズルーム

5階にあるゲームコーナーの真反対にキッズルームがあります。
部屋の中には輪投げやサイコロなどちょっとした遊び道具が完備されていました。
小さなお子様を連れて隠岐島へ行く方は利用してみてください!
トイレ

トイレは4階と5階に2箇所ずつあります。
フェリーはよく揺れるので、嘔吐専用の流し台もありました。
吐き気を催したらトイレに駆け込んでください。

4階のエントランスの近くには多目的トイレもあります。
トイレにはカーテンが取り付けられていました。
おむつ交換台もあったので赤ちゃん連れの方も安心ですね。
シャワールーム

4階の2等室前にあるトイレにはシャワールームがあります。
扉を開けるとすぐ目の前にシャワールームが現れました。
ちなみにシャワールームは4階に2部屋ありました。
シャンプー・リンス・ボデイーソープなどはありませんでした。

シャワーは有料で1回200円です。
船員さんにシャワールームの水が出てくる時間を聞いてみたところ、200円で3分間使用できるとのことでした。
200円を入れるとボタンが赤く表示されるので、ボタンを押すと水が出てきました。
あまり使われていないのか、シャワーの水からお湯に変わるまで体感で測ってみたのですが、20秒ほどかかりました。
とはいえ、お湯はしっかり出るので問題なく使用できそうです。
使用できる時間が表示されていないので、難易度が高めの船ですが体感で3分測って使ってみてください(笑)
展望デッキ

船の最上階には屋外デッキがありました。
眺めが最高なので、記念写真を撮っている方も何名かいました。

鳥取県境港市と島根県松江市を結ぶ約700mの境水道大橋(さかいすいどうおおはし)の下を通過するので、境港から乗船した方は展望デッキに来て橋の通過を見に行ってみてください!
さいごに
今回は隠岐汽船の「フェリーくにが」に乗って境港から西郷港まで向かってみました。
日本海はよく荒れると聞いていましたが、聞いていた通り荒れていて船の中で何度もバランスを崩して倒れそうになる事が何度かありました。
乗り物酔いしやすい方は波の高さを事前にチェックしておいて、荒れてなさそうな日に乗ってみるのも良いかもしれません。
4時間なので寝ていればあっという間なので、隠岐島観光へ行く際は飛行機もありますが船旅の方が断然安くておすすめです!
翌日、西郷から七塁まで乗船した「フェリーおき」の詳細は別の記事でご紹介しているので併せてご覧ください!
これから隠岐汽船の船に乗って隠岐島へ向かう方はお気をつけて行ってらっしゃいませ!
良い船旅を!\(^O^)/
▼フェリーおき 詳細記事
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※現在の内容、プランや料金などが異なる場合がありますので、お出かけの際は必ず事前に公式サイト等で情報を再度ご確認ください。