
とっても小さいミニ鉄板で、大きさの例を簡単に表すとステーキ肉だと1枚しか焼くことができないほど。
それでもずっしりした質感で十分楽しめるミニ鉄板をダイソーで100円で購入してきました。
実際使えるようになるまでには聴き慣れないシーズニングという複数工程が必要にはなってきましたが、初心者なりに色々と調べて試行錯誤しながら実際に使ってみたので早速ご紹介します!
ダイソーのBBQグッズは、別の記事でまとめて紹介しているので気になる方は是非チェックしてみてください!
固形燃料を扱う際の注意点
メタノールが主成分の固形燃料での直火焼きは大変危険です。
メタノール成分が食品に付着し摂取してしまう恐れがあるので絶対にやめておきましょう。
ミニ鉄板

- 商品名 : メスティンに収納できるミニ鉄板
- バーコード : 4550480015019
- サイズ : 約7.3cm × 0.5cm × 11.2cm
- 材質:スチール
- 価格 : 100円+税
五徳やバーベキューの網の上に乗せて使うことができるミニ鉄板です。

プレートの重さは約156gでさつまいも1本分の重さと同じくらいです。
ミニ鉄板一枚のみなので、鉄板を動かすためのリフターが付いていません。
なので、同じくダイソーに販売されているクッカークリップを使うことにしました!

- 商品名:クッカークリップ
- バーコード:4550480047126
- サイズ:約5cm × 2cm × 12.3cm
- 材質:本体【アルミニウム】,バネ【ステンレス鋼】,ピン【スチール(ニッケルメッキ)】
- 重さ:約33g(※mitemil調べ)
- 価格:100円+税
今回購入したミニ鉄板や小鍋つかみに使えるクッカークリップで、トングとリフター両方の機能を兼ね揃えているアイテムです。

ミニ鉄板はしっかりグリップされているので、カタカタと揺れることもありませんでした。
使用時は鉄板が触れないほど高温になるので、クッカークリップは1つあれば便利です( ・∇・)

クッカークリップの重さは約33gでミニ鉄板と合わせると重さは約189gでした。
鉄板を慣らすためのシーズニング作業

今回購入したミニ鉄板を初め全ての調理用鉄板は、市販で売られているテフロン加工されたフライパンのようにサッと洗ってすぐに使うことができません。
別に使えない事はないのですが、鉄板の鉄分が食材に写って食材が鉄分臭くなってしまったり、水洗いだけして保管すると錆びやすくなったり劣化が進むことになります。
そこでシーズニングという加工を鉄板に施します。
「シーズニング」という言葉を聞いたことがあるけど確か調味料とかで聞く言葉?と思う方もいると思いますが、それも正解です。
サラダに振りかける粉末タイプのドレッシングなどの粉末タイプのミックス調味料のことをシーズニングと呼ぶのですが、フライパンなどの鉄製品を使えるようにするための「慣らす」工程のこともシーズニングと呼びます。
シーズニングを行うと鉄臭さもなくなり、食材もくっつきにくくなり、錆の発生を防ぐこともできます。
手間がすごくかかってしまいますが、1度やってしまえば今後洗剤を使って洗う作業が一切なくなります。
シーズニング作業の工程

簡単に工程をまとめると6つ。
- ステップ1 鉄板を洗う
- ステップ2 鉄板の水気を拭き取って空焚きする
- ステップ3 冷ました鉄板をもう一度洗剤でよく洗う
- ステップ4 空焚きして冷ました後、油を塗る
- ステップ5 油を入れて野菜クズを入れる
- ステップ6 ぬるま湯で軽く洗って空焚きして水分を飛ばす
ということでシーズニング方法をステップ1〜6に分けて解説しながらご紹介します。
ステップ1 鉄板を洗う
鉄板には錆止め防止剤が塗られた工業油が付着しているので洗剤でしっかり洗います。
ステップ2 鉄板の水気を拭き取って空焚きする
鉄板を洗剤で洗ったら布で水分を拭き取って、固形燃料をセットし鉄板全体が灰色になるまで空焚きすると一層目の「酸化皮膜」というコーティングができます。
ステップ3 冷ました鉄板をもう一度洗剤でよく洗う
空焚きした後の不純物を取り除くことで油ノリが良くなります。
ステップ4 空焚きして冷ました後、油を塗る
油の種類はサラダ油やオリーブオイルなどの食用油です。
冷めた鉄板に折り畳んだキッチンペーパーに油をつけて均等になるように鉄板の裏表に塗ります。
ちょっとした注意点
油を塗る際は、少量の油で薄く塗ってください。
あまりたっぷり油を使いすぎると、火にかけたときに油の跡が残ってしまうので鉄板にムラが生じるので1度油を塗り終わったら新しいキッチンペーパーを用意して余分な油を拭き取ることでムラのない綺麗な「炭化皮膜」というコーティングができます。
拭き取った後、加熱すると油が付いているので煙が上がりますが、煙がなくなるまで鉄板を熱し続けます。
煙が出なくなったら冷まして、また油を薄く塗りペーパーで拭いて煙が出なくなるまで熱するという工程を2〜3回します。
綺麗に仕上がると鉄板は綺麗な黒光になるので、黒光を目指してシーズニングをする方は5〜6回焼き工程を行います。
2〜3回焼いた鉄板を指で触ってサラサラしていれば合格です。
ステップ5 油を入れて野菜クズを入れる
焼き工程が終わって次は、キャベツ、パセリ、ネギなど何でもいいですが少量の野菜クズを油を多めに入れて鉄板で焼きます。
野菜のクズを焼くことによって鉄板の鉄臭さを取り除く効果があります。
ネギや玉ねぎ、ニラといった香味野菜が消臭効果が高いのでおすすめです。
ステップ6 ぬるま湯で軽く洗って空焚きして水分を飛ばす
野菜クズを炒めた後はぬるま湯で軽く洗い流し、鉄板を熱して水分を飛ばして冷まし、油を薄く塗ってシーズニングは完成です。
使用後のお手入れ方法

- 鉄板を保管するために使うアイテムは全部で4つ
- 新聞紙(B5サイズ)2枚
- 食用油
- キッチンペーパー1枚
- 購入した時の包装袋
調理した後、鉄板にこびりついたりすると思いますが洗剤を使わず軽く亀の子たわしで擦って落とします。
その後空焚きして水分を飛ばし、冷ましたあとに油をキッチンペーパーを使って薄く全体に塗っていきます。
油は塗った後、新しいキッチンペーパーで余分な油を軽く拭き取ってください。
塗り終わったら、用意しておいた新聞紙に包んで完了です。
収納専用ケースもありました!

- 商品名:鉄板ケース
- バーコード:4550480032658
- サイズ:約10.8cm ×15.2cm ×0.3cm
- 材質:合成皮革(塩化ビニル樹脂)
- 価格:100円+税
合皮でできたレザーケースです。
レザー調なのでかんたんに破れたり、油が浸透する心配もなさそうです。

新聞紙に包んだ鉄板もそのまま入りました。
外観もシンプルでかっこいいですね。
実際に使用してみた

今回は、ダイソーで販売されている固形燃料と専用の受け皿、折り畳みタイプのちょこっとストーブを使って調理してみました。
固形燃料
- 商品名:固形燃料
- バーコード:4550480215662
- サイズ:約4.6cm ×2.2cm ×4.6cm
- 材質:本体 – メタノール、外装 – アルミニウム、ポリプロピレン
- 価格:100円+税
固形燃料用受け皿
- 商品名:固形燃料用受け皿
- バーコード:4550480031767
- サイズ:約5.6cm × 3cm × 5.6cm
- 材質:アルミニウム合金
- 価格:100円+税
ちょこっとストーブ
- 商品名:ちょこっとストーブ
- バーコード:4550480032658
- サイズ:約6.7cm ×10cm ×5.5cm
- 材質:本体 – スチール、表面加工 – 亜鉛めっき、固定パーツ – 真鍮
- 価格:200円+税
ベランダに床タイルを貼っている方は熱で溶けてしまう恐れがあります。
調理に入る時は、レンガブロックなどを挟んでおくと床が焼ける心配はありません!(確実に防ぐわけではありませんがマシ)

鉄板に油を入れずに、厚めのベーコンを焼いてみました!
火力も十ビンと言って良いほど強いので、焼き目がつくのが割と早かったです。

わさびを乗せて食べると最強でした(๑˃̵ᴗ˂̵)
実際に使ってみて気づいたこと
あまりにも小さいので、焼いている食べ物が落ちないか気を使いながら食べるシーンもやはり多かったものの、鉄板なので出来栄えは抜群でした。
固形燃料の可燃時間が1個約20分なのですが10分くらい立つと固形燃料の厚さが低くなるので少し早めに鉄板に火が届かなくなってきました。
今回使ったプレートが小さいのでガスバーナーなどを使用する場合は火力の調節もできるのでどんなお肉を焼いてもいいと思いますが、固形燃料を使って生のお肉を焼いて食べる方は若干レアでも食べれる牛肉を選んで焼いてみてください。
鉄板が小さいのでお肉から出る脂などが鉄板から漏れだす場合もあるので使用する際は、アルミホイルなどを下に引いておくと後片付けが便利なのでおすすめです!
さいごに













今回はバーベキュー用ミニ鉄板をご紹介しました。
今回紹介した商品は固形燃料を使用して使ってみましたが、ダイソーには可燃用のアルコールを使用したアルコールストーブというものがあるのでそちらと併用すればミニ鉄板で長時間調理を楽しむ事ができると思います。
収納時も洗剤を使わずぬるま湯で洗うだけなので後片付けが便利な所も魅力的でした。
固形燃料を置くだけでできるのでベランダで少し料理を楽しみたい方や旅行に持って行って大自然の中で格安でミニBBQをソロで楽しみたい方やお友達と話しながらやってみたいという方の参考になれば幸いです。
現在の内容、プランや料金などが異なる場合がありますので、お出かけの際は必ず事前に公式サイト等で情報を再度ご確認ください。