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炊飯など様々なレシピに!ダイソーのダッチオーブンを実際に使ってみた

炊飯など様々なレシピに!ダイソーのダッチオーブンを実際に使ってみた

ダイソーは100円にとどまることなく1,000円商品なども手がけるようになってきました。

100円ショップの中では高いのですが、他社製品と比べると超激安。
割高の分類には入るダイソーの「ダッチオーブン」を購入してみました。

ついに鋳鉄製のオーブンまで登場しましたね(笑)
ステーキプレートは前からあったのですが、ダッチオーブンまで出てくるとは思いませんでした。

今回はダイソーのダッチオーブンを実際に購入して使ってみたので早速ご紹介します!

ダッチオーブン

  • 商品名:ダッチオーブン
  • バーコード(JAN):4550480178752
  • サイズ:
    本体【約16.5cm✕12.5cm✕11.5cm】
    把手【約19cm✕0.3cm✕0.3cm】
  • 材質:
    本体【鋳鉄】
    表面加工【向日葵油】
    持ち手【ステンレス鋼】
  • 重量:1.5kg
  • 容量:0.7L
  • 価格:1,000円+税

ダイソーのBBQ関連グッズの中でも人気のダッチオーブン。

「煮る・焼く・蒸す・揚げる」なんでもできちゃう優れもの。

ダッチオーブンなので、蓋の上に熱した炭を置けばオーブンとしても使えます( ´ ▽ ` )

一般的なダッチオーブンよりも小型なのですが、機能面では全く劣りません。

小型なのでソロキャンプを楽しみたい方にもオススメです!

開封する前に重さを測ってみたところ、約1.4kgありました。

小型ですが、鋳鉄製なので手で持った感じはずっしりとした印象がありました。

箱から取り出してみると、ダッチオーブンは蓋と本体が個別に包装されていました。

見た目は一般的なダッチオーブンのような重厚感が漂ってます。

鋳鉄製なので本体と蓋は重たいのですが、その分圧力効果も加わり短時間で食材に火が通せるのがダッチオーブンの魅力です。

内側の造りも綺麗ですね(^-^)

鍛造製なので、綺麗に仕上がってます。

余談ですが、鋳鉄(ちゅうてつ)には「鍛造製(たんぞうせい)」と「鋳造製(ちゅうぞうせい)」の2パターンあります。

市場で売られているダッチオーブンのほとんどは鋳造製で型に鉛を流し込んで作り上げる方法です。

持ち手の部分はステンレス鋼なので熱には強いですが調理中は熱を帯びるので革製の手袋、または軍手などを装着しないと火傷する恐れがあるので要注意ですね。

ダッチオーブンの手入れ方法(シーズニング)

今回購入したダッチオーブンは、市販で売られているテフロン加工されたフライパンのようにサッと洗ってすぐに使うことができません。

別に使えない事はないのですが、鉄板の鉄分が食材に写って食材が鉄分臭くなってしまったり、水洗いだけして保管すると錆びやすくなったり劣化が進むことになります。

そこでシーズニングという加工を鉄板に施します。

シーズニング」という言葉を聞いたことがあるけど確か調味料とかで聞く言葉?と思う方もいると思いますが、それも正解です。

サラダに振りかける粉末タイプのドレッシングなどの粉末タイプのミックス調味料のことをシーズニングと呼ぶのですが、フライパンなどの鉄製品を使えるようにするための「慣らす工程」のこともシーズニングと呼びます。

シーズニングを行うと鉄臭さもなくなり、食材もくっつきにくくなり、錆の発生を防ぐこともできます。

手間がすごくかかってしまいますが、1度やってしまえば今後洗剤を使って洗う作業が一切なくなります。

シーズニング作業の工程

簡単に工程をまとめると6つ。

  1. ステップ1 ダッチオーブンを洗う
  2. ステップ2 ダッチオーブンの水気を拭き取って空焚きする
  3. ステップ3 冷ましたダッチオーブンをもう一度洗剤でよく洗う
  4. ステップ4 空焚きして冷ました後、油を塗る
  5. ステップ5 油を入れて野菜クズを入れる
  6. ステップ6 ぬるま湯で軽く洗って空焚きして水分を飛ばす

ということでシーズニング方法をステップ1〜6に分けて解説しながらご紹介します。

ステップ1 ダッチオーブンを洗う

ダッチオーブンには錆止め防止剤が塗られた工業油が付着しているので洗剤でしっかり洗います。

ステップ2 ダッチオーブンの水気を拭き取って空焚きする

ダッチオーブンを洗剤で洗ったら布で水分を拭き取って、ガスコンロなどにセットします。

ダッチオーブンから煙が出るまで空焚きすると一層目の「酸化皮膜」というコーティングができます。

ステップ3 冷ました鉄板をもう一度洗剤でよく洗う

空焚きした後の不純物を取り除くことで油ノリが良くなります。

ステップ4 空焚きして冷ました後、油を塗る

油の種類はサラダ油やオリーブオイルなどの食用油です。

キッチンペーパーに油をつけて均等になるように冷めたダッチオーブンの裏表に塗ります。

ちょっとした注意点

油を塗る際は、少量の油で薄く塗ってください。

あまりたっぷり油を使いすぎると、火にかけたときにコーティングにムラが生じるので1度油を塗り終わったら新しいキッチンペーパーを用意して余分な油を拭き取ることでムラのない綺麗な「炭化皮膜」というコーティングができます。

拭き取った後、加熱すると油が付いているので煙が上がりますが、煙がなくなるまで鉄板を熱し続けます。

煙が出なくなったら冷まして、また油を薄く塗りペーパーで拭いて煙が出なくなるまで熱するという工程を2~3回します。

綺麗に仕上がるとダッチオーブンは綺麗なツヤが出るので、炭化皮膜をうまく帯びさせてツヤのあるシーズニングをする方は4~5回焼き工程を行います。

ツヤが出てきたら合格です!

ステップ5 油を入れて野菜クズを入れる

焼き工程が終わって次は、キャベツ、パセリ、ネギなど何でもいいですが少量の野菜クズを油を多めに入れてダッチオーブンで焼きます。

野菜のクズを焼くことによってダッチオーブンの鉄臭さを取り除く効果があります。

ネギや玉ねぎ、ニラといった香味野菜が消臭効果が高いのでおすすめです。

ステップ6 ぬるま湯で軽く洗って空焚きして水分を飛ばす

野菜クズを炒めた後はぬるま湯で軽く洗い流し、ダッチオーブンを熱して水分を飛ばして冷ました後、油を薄く塗ってシーズニングは完成です。

蓋の部分だけ固形燃料でシーズニングができるか試してみましたが、火力が弱いので油が蒸発し切れず色むらが出てしまいました。

ご家庭のキッチンでもシーズニングは可能なので、火力の出るコンロでシーズニングをすると良さそうです。

鋳鉄製の調理器具で一番気をつけておくこと

鋳鉄製の調理器具は熱を帯びると目に見えない「輻射熱」という熱が発生します。

ニュースでも度々、キャンプ場での爆発事故が多々流れてくると思いますが、爆発事故のほとんどはカセットコンロ、コンパクトタイプのシングルバーナーのボンベ部分に当たり続けた輻射熱が原因で起きる事故です。

夏場は特にテント内で調理をすると思います。

夏の暑い気温+スキレットやダッチオーブンの輻射熱は特にガスボンベが危険な状態になりやすいです。

熱せられたスキレットやダッチオーブンから放出される輻射熱はガスボンベに当たり続けて爆発を引き起こします。

輻射熱をカバーするアイテムも売ってるけど?

輻射熱をカバーする遮熱板や遮熱カバーなどのアイテムも販売されていますが、一般的なステンレスタイプのクッカーを使った短時間調理向けがほとんどです。

ステンレスよりも鋳鉄は特に輻射熱を多く発してしまう素材。

一般的なシングルバーナーの遮熱板があった所で鋳鉄製の輻射熱はそこまでカバーし切れません。

鋳鉄製のステーキプレート、スキレット、ダッチオーブン等はカセットコンロ、一体型シングルバーナーでの使用は絶対にやめましょう。

鋳鉄製のダッチオーブンで使うバーナーはコレ!

分離式シングルバーナー

鋳鉄製のダッチオーブンを使って調理したい方は持ち運びが便利なシングルバーナーでも分離式タイプを使ってください。

簡単にいうと火が出る部分(コンロ)とガスボンベの間隔を伸ばす物です。

分離式タイプのバーナーはコンロとボンベが長い管で繋がれ、ボンベに輻射熱が当たりません。

アルコールバーナー

最近ではアルミ製であれば100円ショップでも手に入るようになったアルコールバーナー。

燃料用のアルコールを注いで使用する物です。

銅と亜鉛の合金でできた真鍮(しんちゅう)製の物は強度も申し分ないので、アルミ製のように落として変形してしまうこがありません。

trangia(トランギア) のアルコールバーナーは真鍮製でとても人気なのでオススメです!

ダイソーのダッチオーブンを使用してみた

ダイソーのアルコールストーブに燃料を入れて五徳を置き、その上にダッチオーブンを乗せました。

今回は、手羽元を使ったローストチキンを作ります!

事前にローズマリー、ニンニク、オリーブオイル、塩胡椒を入れて漬け込んでおきました。

2~3時間あればローズマリーの香りが鶏肉に移るのでキャンプ飯にオススメです(*´ω`*)

ダッチオーブンに漬け込んだ手羽元を入れます。

ダイソーのダッチオーブンには手羽元が8本入りました。

2人でキャンプをしても1人4本食べれるので、ちょうど良い量ですね(^O^)

蓋を乗せて30分放置します。

良い感じにお肉に火が通っていました!

熱を通したお肉を一旦取り出し、野菜を入れて蓋をし約10分加熱します。

野菜に火が通ったら、先ほど取り出したお肉を乗せて蓋をします。

ここから表面をこんがり焼く工程に入ります。

お肉を並べ直してローズマリーを数本乗せました。

焼き目がつく部分は一番上の部分だけなので、下層部のお肉は香草の香り付程度になります。

ダッチオーブンの蓋の上に載せる炭は豆炭が最適です!

今回はダイソーの豆炭を6個乗せて30分焼きました。

この時、下からの熱もあるとさらに焼き目が良よくなります。

30分後、蓋を開けると表面にこんがり焼き目のついたローストチキンが出来上がってました!

ネットで調べると出てくるローストチキンの画像の典型例がそのままできて感動すら覚えました(笑)

ダイソーの小型ダッチオーブンで調理は問題なくできましたね(^-^)

ダイソーのダッチオーブンを使ってみた感想

今回はダイソーのダッチオーブンを実際に使ってみました。

700円と他社製品に比べれば信じられない安さで正直なところ、耐久性や本当に使えるのか半信半疑でしたが、全く問題なく普通に使えました!

ダッチオーブンの良さを活かしたローストチキンを調理してみたのですが、お肉や野菜を少量の燃料短時間で食材に熱を通すのが早く、さすがダッチオーブンといった感想です。

これからソロキャンプや旅先でダッチオーブンを使用する方は、火事・火傷などに十分注意して使ってみてください。

お気をつけて休暇を楽しんでくださいませ!

良いキャンプライフを\(^O^)/

※掲載情報は2024年7月13日公開時のものです。
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