展望列車きらら(Panorama Train KIRARA)に乗ってもみじのトンネルへ紅葉を見に行くぞ!と秋頃になると京都の出町柳駅は比叡山や鞍馬を目指す多くの観光客で賑わいます。
展望列車きららを運行している叡山電鉄は出町柳駅から八瀬比叡山口駅(やせひえいざんぐち)までの叡山本線、八幡前駅(はちまんまえ)から鞍馬駅(くらま)までの鞍馬線の2路線で列車を運行しています。
今回は叡山電鉄「展望列車きらら」に乗車してみました!
この記事では列車旅を楽しむために事前に知っておきたいノウハウや、実際に乗車してみた感想などを交えてご紹介します。
叡山電鉄の展望列車「きらら」列車の仕様
- 列車名 : 叡山電鉄900系電車 展望列車「きらら」
- 運用開始日 : 1997年10月4日
- 全長 : 15.7m × 2.69m × 4.12m
- 最高運転速度 : 70 km/h
- 旅客定員 : 86名
- 座席数 : 29席
展望列車きららは鞍馬線限定の特別列車です。
始まりは1887年~1994年まで「京都電燈」というかつて存在した京都の電力会社によって作られた列車です。
戦時の配電統制令によって解散を余儀なくされた「京都電燈」の鉄軌道事業を引き継ぐため1942年3月2日に設立された「京福電気」がしばらくの間運営していたのですが、1986年4月1日に叡山電鉄へ譲渡が決まり現在に至ります。
展望列車きららってどんな列車?
展望列車「きらら」は、沿線の移り変わる景色を満喫できるように大きなガラス窓を採用している列車です。
修学院から比叡山に通じる登山道「雲母坂(きららざか)」は太平記にも登場するほど古くから京都の方々になじみの深い地名です。
乗客の方々に愛される車両を目指していきたいという願いを込めて「きらら」と名付けられた列車です。
もみじのトンネルの場所って?
「もみじのトンネル」は市原駅から二ノ瀬駅までの間にあります。
もみじのトンネルのライトアップ実施時間
夕暮れ~21:00頃まで
もみじのトンネルの徐行運行時間
9:00~21:00
もみじのトンネルの紅葉の見頃はいつから?
天候や気温によって前後するかと思いますが、11月上旬から紅葉が見頃と言われています。
私が訪れた時は11月の後半。
まだ若干緑っぽさもありましたが紅葉は所々赤く染まっていました。
2023年の紅葉の見頃は少し遅めだったそうで、叡山電鉄がライトアップの期間を少し伸ばすという対応があったので、本来11月26日までのところを12月3日まで延期したこともありました。
展望列車きららの乗車料金
展望列車きららは通常の乗車料金のみで乗車できます。
乗車料金一覧は叡山電車の公式サイトをご覧ください!
▼叡山電車公式サイト 運賃のご案内ページ
https://eizandensha.co.jp/guide/fare/
展望列車きらら時刻表
展望列車きららは30~40分間隔で列車がやってきます。
始発と終電
出町柳駅 始発07:00、終電23:33
鞍馬駅 始発07:43、終電22:59
展望列車きららの時刻表は通常ダイヤの他にも春夏秋冬様々なダイヤがあります。
最新の時刻表は叡山電車の公式サイトをご覧ください!
▼叡山電車公式サイト 時刻表ページ
https://eizandensha.co.jp/information/kirara/?di=21
展望列車きららの通常運転とツアーの違い
通常時は「もみじのトンネル」を徐行運転のみで通過するのですが、ツアーに参加した場合、「もみじのトンネル」で約3分間停車して楽しめる上、復路の二ノ瀬駅では約5分間停車し、駅周辺の紅葉が鑑賞できます。
紅葉ライトアップ特別列車ツアー
2023年11月17日(金)~21日(火)、23日(木・祝)の6日間、鞍馬線市原駅~二ノ瀬駅間にある「もみじのトンネル」で紅葉のライトアップが実施されているのですが、ツアーに参加すると通常のライトアップが終了した時間帯に少人数で「もみじのトンネル」のライトアップを見ることができます。
紅葉ライトアップ特別列車ツアーの集合時間
21時00分(※雨天決行、荒天の場合中止)
紅葉ライトアップ特別列車ツアーのコース
21時00分 | 出町柳駅 |
↓ | もみじのトンネルで約3分停車 |
↓ | 鞍馬駅 |
↓ | 二ノ瀬駅約5分停車 |
22時00分 | 出町柳駅 |
紅葉ライトアップ特別列車ツアーの参加料金
2023年11月17日(金)、18日(土)、19日(日)、23日(木・祝)
▶ロングシート車両(800系):自由席
大人3,000円(税込)
2023年11月20日(月)、21日(火)
▶展望列車「きらら」(900系):指定席
・外向き座席 大人5,000円(税込)
・その他座席 大人4,000円(税込)
紅葉ライトアップ特別列車ツアーの申し込み方法
申し込み方法はセブンイレブンのセブンチケットから受付られていました。
ツアーはとても人気なのでお早めに!
▼セブンチケット叡山紅葉公式 申し込みURL
https://7ticket.jp/sp/eizan-momiji
紅葉ライトアップ特別列車ツアーの申し込み期間
申込期間は2023年10月27日(金)10時00分~各開催日の当日20時00分まで。
紅葉ライトアップ特別列車ツアー申込期間
2023年10月27日(金)10:00~各イベント当日20:00まで受付いたします。
展望列車きらら 最新情報・運行状況
時刻表やライトアップの詳細は、叡山電鉄公式サイトの「新着情報」ページをご覧ください。
▼叡山電鉄公式新着情報ページ
https://eizandensha.co.jp/news/
展望列車きらら電車についてのQ&A
京都府の出町柳駅が始発で、終点が鞍馬駅、八瀬比叡山口駅の2つです。
出町柳で乗車券を購入して、改札を通ります。
改札口から入ってホーム左側が八瀬比叡山口方面の列車、右側が鞍馬方面です。
時間帯や時期によってはホームが変わる場合もあるので、駅構内の案内板に従ってご乗車ください。
観光列車ひえい、展望列車きらら共に別途で費用がかかることはありません。
予約が必要場合は、ツアーのみです。
永安電車ではライトアップ終了後に行われるイベントで、通常は徐行運転のみの「もみじのトンネル」で約3分間停車し、停まった列車ないから景色を眺められるほか、復路の二ノ瀬駅では約5分間停車し、駅の紅葉が鑑賞できるというものです。
▼叡山電車公式サイト おすすめめ情報 ページ
https://eizandensha.co.jp/event/detail1674/
もみじのトンネルへは鞍馬行きの列車に乗ると行けます。
ちなみに展望列車きららは秋になると駅の外まで列ができるほど混みます。
展望列車を目当てに来ても、満席の展望列車だと景色がそこまで楽しめないので、逆に通常列車に乗った方が空いているので楽しめると思います。
展望列車は通常の列車よりも窓の数が多いのでより景色を楽しめるのですが、通常列車は街中を走っている一般的な電車と同じなので、これはこれで幻想的な世界が楽しめます。
叡山電車の車両は展望列車と普通列車の2種類あります。
どちらでももみじのトンネルで徐行運転してくれるので好きな方に乗ってみてください!
展望列車は2種類あり、鞍馬行きは「展望列車きらら(デオ900形)」、八瀬比叡山口行きは「観光列車ひえい(デオ730形)」です。
「観光列車ひえい」の見た目はとても独特で前方後方の車両が小判ようなデザインになっていました。
2023年11月3日(金・祝)~26日(日)に開催する「京の奥座敷・貴船もみじ灯篭」の一環として、鞍馬線市原駅~二ノ瀬駅間にある「もみじのトンネル」で紅葉のライトアップが実施されます。
紅葉の色づき具合が遅い場合はライトアップされると黄金のトンネルに、紅葉が色付ば夜のライトアップ時はオレンジ色に染まります。
展望列車きららに乗った感想
今回は出町柳駅から叡山電鉄の展望列車きららに乗って鞍馬まで行ってみました。
噂に聞いていたもみじのトンネルはとても美しく、景色を楽めたので本当に良かったです。
普通列車でこれだけ幻想的な紅葉のライトアップを楽しめる路線は、日本中探してもそうないと思います。
大人気なので、良い席を確保したい人は早めに行って並んで、最高の景色を楽しんでみてください。
ちなみに、イルミネーション期間中は「きらら」以外の普通ワンマン列車も徐行運転・消灯となるので、「きらら」に乗れなくても、もみじのトンネルを楽しむことができます。
鞍馬方面へお出かけの際は、お気をつけて行ってらっしゃいませ!
それでは楽しい列車旅を(^0^)/
※新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、店舗や施設によっては営業時間などが変更になっている場合があります。
※現在の内容、プランや料金などが異なる場合がありますので、お出かけの際は必ず事前に公式サイト等で情報を再度ご確認ください。