貴船・鞍馬|叡山電車きらら乗車記!京都もみじのトンネルのライトアップ
展望列車きららってどんな列車?

展望列車「きらら」は、車窓からの景色を楽しめるように、大きなガラス窓を上部にも設けた列車です。
名前の由来は、修学院から比叡山へ続く登山道「雲母坂(きららざか)」にちなんでおり、乗客に愛される列車になるよう願いを込めて名付けられました。
この列車は鞍馬線を走る特別列車で、もともとは1887年に「京都電燈」が運行を開始。その後、戦時中の統制により「京福電気鉄道」が引き継ぎ、1986年に現在の「叡山電鉄」へ譲渡され、現在に至ります。
展望列車きらら 列車の仕様

- 列車名 : 叡山電鉄900系電車 展望列車「きらら」
- 運用開始日 : 1997年10月4日
- 全長 : 15.7m × 2.69m × 4.12m
- 最高運転速度 : 70 km/h
- 旅客定員 : 86名
- 座席数 : 29席
乗車料金

展望列車きららは通常の乗車料金のみで乗車できます。
乗車料金一覧は叡山電車の公式サイトをご覧ください!
▼叡山電車公式サイト 運賃のご案内ページ
https://eizandensha.co.jp/guide/fare/
叡山電車1日乗車券「えぇきっぷ」
叡山電車を満喫するなら、1日乗り降り自由の「えぇきっぷ」が便利でお得。
沿線で利用できる優待特典も付いた、魅力的な乗車券です。
料金はおとな 1,200円、こども 600円で発売日から翌月末日までのお好きな1日で利用できます。
詳しくは叡山電車の公式サイトをご覧ください。
▼叡山電車 お得な乗車券ページ
https://eizandensha.co.jp/good-value
時刻表

展望列車きららは30~40分間隔で列車がやってきます。
始発と終電
・出町柳駅 始発07:00、終電23:33
・鞍馬駅 始発07:43、終電22:59
展望列車きららの時刻表は通常ダイヤの他にも春夏秋冬様々なダイヤがあります。
最新の時刻表は叡山電車の公式サイトをご覧ください!
▼叡山電車公式サイト 時刻表ページ
https://eizandensha.co.jp/information/kirara/?di=21
もみじのトンネルの場所って?

「もみじのトンネル」は市原駅から二ノ瀬駅までの間にあります。
もみじのトンネルのライトアップ実施時間
夕暮れ~21:00頃まで
もみじのトンネルの徐行運行時間
9:00~21:00
もみじのトンネルの紅葉の見頃はいつから?

天候や気温によって前後するかと思いますが、11月下旬から紅葉が見頃と言われています。
私が訪れた時は11月の後半。
まだ若干緑っぽさもありましたが紅葉は所々赤く染まっていました。
2024年の紅葉の見頃は少し遅めだったそうで、叡山電鉄がライトアップの期間を少し伸ばすという対応があったので、12月上旬まで延期したこともありました。
通常運転とツアーの違い

通常時は「もみじのトンネル」を徐行運転のみで通過するのですが、ツアーに参加した場合、「もみじのトンネル」で約3分間停車して楽しめる上、復路の二ノ瀬駅では約5分間停車し、駅周辺の紅葉が鑑賞できます。
紅葉ライトアップ特別列車ツアー
叡山電鉄の鞍馬線にある「もみじのトンネル」では、紅葉のライトアップが実施されます。ツアーに参加すると、通常のライトアップが終了した後の時間帯に、少人数で幻想的な紅葉を楽しむことができます。
特別列車ツアー開催日
ロングシート車両(800系):自由席
2024年11月20日(水)、21日(木)
展望列車「きらら」(900系):指定席
2024年11月15日(金)、16日(土)、17日(日)、18日(月)、19日(火)、22日(金)、23日(土・祝)、24日(日)
特別列車ツアーのコース
21時00分 | 出町柳駅 |
↓ | もみじのトンネル 約3分停車 |
↓ | 鞍馬駅 |
↓ | 二ノ瀬駅 約5分停車 |
22時40分 | 出町柳駅 |
車両番号 | 座席タイプ | 乗車券 |
– | 自由 | 2,500円 |
1号車 | 外向き座席 | 4,500円 |
2号車 | 外向き座席 | 4,500円 |
1号車 | 1人掛け座席 | 3,500円 |
2号車 | 1人掛け座席 | 3,500円 |
1号車 | 2人掛け座席 | 2名 7,000円 |
2号車 | 2人掛け座席 | 2名 7,000円 |
1号車 | 4人掛け座席 | 4名 14,000円 |
2号車 | 4人掛け座席 | 4名 14,000円 |
特別列車ツアーの申し込み方法
申し込み方法はセブンイレブンのセブンチケットから受付られていました。
ツアーはとても人気なのでお早めに!
▼セブンチケット叡山紅葉公式 申し込みURL
https://7ticket.jp/sp/eizan-momiji
ツアーの申し込み期間
申込期間は2024年11月20日(水)10:00~2024年11月29日(金)20:00まで。
これだけは気をつけたい、紅葉のトンネルのフラッシュ問題

今回乗車して感じたのはカメラのフラッシュやライト問題。
暗い車内から楽しむ紅葉のライトアップを見に来たのに観光客のフラッシュで雰囲気が台無し。
突然のフラッシュは、他の人の視界を妨げたり、写真撮影の邪魔になったりします。静かに紅葉を楽しみたい人にとっても迷惑になりかねません。
ライトアップは照明の配置や色合いが計算され、美しく演出されています。フラッシュを使うと意図しない光が加わるので周囲の雰囲気を壊すことになります。
もし、暗い車内から紅葉のライトアップを撮りたい場合は、カメラのISO感度を上げると綺麗に撮れるのでフラッシュやライトで周りを照らすのはやめましょう。
最新情報・運行状況
時刻表やライトアップの詳細は、叡山電鉄公式サイトの「新着情報」ページをご覧ください。
▼叡山電鉄公式新着情報ページ
https://eizandensha.co.jp/news/
電車についてのQ&A
「展望列車きらら」と「観光列車ひえい」の違いは、運行する路線にあります。
・展望列車きらら|出町柳駅から鞍馬駅(くらま)までの鞍馬線
・観光列車ひえい|出町柳駅から八瀬比叡山口駅(やせひえいざんぐち)までの叡山本線
京都府の出町柳駅が始発で、終点が鞍馬駅、八瀬比叡山口駅の2つです。
出町柳で乗車券を購入して、改札を通ります。
改札口から入ってホーム左側が八瀬比叡山口方面の列車、右側が鞍馬方面です。
時間帯や時期によってはホームが変わる場合もあるので、駅構内の案内板に従ってご乗車ください。
観光列車ひえい、展望列車きらら共に別途で費用がかかることはありません。
予約が必要場合は、ツアーのみです。
永安電車ではライトアップ終了後に行われるイベントで、通常は徐行運転のみの「もみじのトンネル」で約3分間停車し、列車内から景色を眺められるほか、復路の二ノ瀬駅では約5分間停車し、駅の紅葉が鑑賞できるというものです。
▼叡山電車公式サイト おすすめめ情報 ページ
https://eizandensha.co.jp/event/detail1674/
もみじのトンネルへは鞍馬行きの列車に乗ると行けます。
ちなみに展望列車きららは秋になると駅の外まで列ができるほど混みます。
展望列車を目当てに来ても、満席の展望列車だと景色がそこまで楽しめないので、逆に通常列車に乗った方が空いているので楽しめると思います。
展望列車は通常の列車よりも窓の数が多いのでより景色を楽しめるのですが、通常列車は街中を走っている一般的な電車と同じなので、これはこれで幻想的な世界が楽しめます。
叡山電車の車両は展望列車と普通列車の2種類あります。
どちらでももみじのトンネルで徐行運転してくれるので好きな方に乗ってみてください!
展望列車は2種類あり、鞍馬行きは「展望列車きらら(デオ900形)」、八瀬比叡山口行きは「観光列車ひえい(デオ730形)」です。
「観光列車ひえい」の見た目はとても独特で前方後方の車両が小判ようなデザインになっていました。
2023年11月3日(金・祝)~26日(日)に開催する「京の奥座敷・貴船もみじ灯篭」の一環として、鞍馬線市原駅~二ノ瀬駅間にある「もみじのトンネル」で紅葉のライトアップが実施されます。
紅葉の色づき具合が遅い場合はライトアップされると黄金のトンネルに、紅葉が色付ば夜のライトアップ時はオレンジ色に染まります。
叡山電車「きらら」乗車記 (出町柳駅→貴船口駅)
16時36分、京都府京都市左京区「出町柳駅」。
今日は叡山電車で出町柳から貴船口までの列車旅を体験します。
早めに到着したのはいいのですが、電車がまだ30分ほど来ないの暇な時間ができました。
20分ほど駅前にあった極寒の鴨川を散策して過ごしました。
17時05分、駅に戻って乗車券を購入しました。
貴船口駅までの料金は片道470円で、終点の鞍馬駅までと同じ金額でした。
切符を改札機に通してホームへ向かうと、すでに貴船・鞍馬行きの列ができていました。
事前の情報では「1時間以上並ぶ」と聞いていたのですが、平日の今日はそこまで混雑しておらず、
天気が曇りだったこともあってか、雨を避けた人が多く、乗客が少なかったのかもしれません。
15分ほど列で待っていると、列車が到着しました。
他の乗客は座席を確保する中、私は運転手側の小窓の前にスタンバイしました。
17時24分、列車は定刻通りに出町柳駅を出発しました。
各駅を順に通過し、市原駅に到着。
ここから先は、叡山電車の名物エリア「もみじのトンネル」へと入っていきます。
市原駅から二ノ瀬駅の間にあるこの区間では、紅葉に囲まれた線路の中をゆっくりと走ります。
その景色をひと目見ようと、多くの人が訪れる人気の区間です。
ちょうど紅葉の見頃ということもあり、今の時期は約1分間の徐行運転が行われます。
市原駅を出てすぐ、車内に案内放送が流れました。
「この列車はまもなく、もみじのトンネルを通過いたします」
「車窓をご覧ください」
放送が終わると、車内の照明がすっと落とされました。
もみじのトンネルに入った瞬間、「おぉ〜」という乗客の声が車内に響きました。
これが、噂に聞いていた紅葉の中を走る列車。
車窓の外には、真っ赤に染まった紅葉が次々と現れては、流れるように過ぎていきます。
まるで芸術作品の中に迷い込んだような、不思議な感覚に包まれました。
光を透かした紅葉が、本当に美しかったです。
見に来てよかった、そう思える景色でした。
列車はゆっくりと進みましたが、1分間はあっという間。
もみじのトンネルを抜けたところで、私は貴船口駅で下車しました。
貴船口駅で降車後、バス(片道200円)に乗り換え貴船神社へ向かい、階段を灯す灯籠を見てきました。
改めて貴船口駅に戻ってきて、思わず目を見張りました。
駅の壁一面が、ライトアップされた紅葉に包まれていたのです。
数本のライトがやわらかく照らし出すその光景は、まるで駅全体が金色に染まっているかのよう。
決して大袈裟ではなく、黄金に光輝いていました。
黄金の壁、と呼びたくなるほどの美しさ。
華やかというより、むしろ幻想的でした。
列車を待つ間、まるで美術館で作品を眺めているような時間に変わりました。
ホームで待っていると、列車がやってきました。
一般的な車両よりも窓が多い「展望列車きらら」。
観光向けに作られた列車で、この列車に乗りたくて数時間の列を作る場合もあります。
車内はすでに鞍馬からの乗客でいっぱい。
座席に座る余裕はなく、私は後方の車両に立つことにしました。
扉が閉まると、列車は走り出しました。
数分後、列車は再び「もみじのトンネル」へと差しかかりました。
先ほどとは違い、後方の車両からは景色全体を見渡すことができます。
車内は、ライトアップされた紅葉の光に包まれていました。
車両の両側から流れるように現れる鮮やかな紅葉。
まるで転がされている万華鏡の中に入り込んだような、幻想的な光景です。
この列車は窓が多く、立っていてもどこからでも景色を楽しめるのが魅力。
それでも、座ってゆっくり眺めたい方は、長蛇の列に並んででも席を確保する価値があるかもしれません。
わずか1分間の美しいひととき。
トンネルを抜けた列車は、再び出町柳駅を目指して走り出しました。
19時03分、列車は終点の出町柳駅に到着しました。
すべての乗客が降りたので構内は少し混み合っていましたが、流れに身を任せて歩いていると、意外にもスムーズに改札を出ることができました。
改札を抜けるとすぐ目の前には京阪本線の乗り場があり、京都駅までも20分ほど。
観光のあとでも、アクセスの良さがありがたく感じます。
今回訪れた「もみじのトンネル」は、秋の紅葉だけでなく、夏には新緑のトンネルとしても楽しめるそうです。
暑さを逃れて、涼やかな緑の中を走る列車に揺られるのもいいかもしれません。
日常から少しだけ離れたいとき、またこの電車に乗ってみようと思います。
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